朝南かつみさんの表紙に惹かれて購入しました。

裏表紙のあらすじではネタバレしてませんが、
バーバラさんのあとがきに書かれてるので、
那義のレビュもネタバレで書きます。

お嫌な方はここでUターンをお願いします。

闇の底で千の祈りを捧げ 著者:バーバラ片桐 イラスト:朝南かつみ
ローズキーノベルズ BL小説 2010年8月
★★★
闇の底で千の祈りを捧げ (ローズキーノベルズ)/バーバラ片桐
¥900
Amazon.co.jp


◆あらすじ(裏表紙)
祓魔師の瑠架は、吸血鬼退治のため訪れた東欧の地で、異質な雰囲気を纏う領主・フェレンツと出会う。 唇に浮かぶ酷薄な笑みとは裏腹に恭しく扱われ、凄惨な過去を生きてきた瑠架は戸惑いながらも思慕を覚えていく。 しかし時を同じくして、瑠架は淫☆夢に苛まれるようになり!? 熱く溶け疼く身体を抑えきれないまま、自らを慰める姿を見られてしまった瑠架は、悪魔に魅入られていない証として、フェレンツの前で触手の試練を受ける事となり――。 ◆ (アメブロ対策の為、☆を入れてます)

吸血鬼モノです。

前半で触手えろが来たので、えろ特化な話かと思ったら、
恋愛もちゃんとありました。

悲しい生い立ちと聖職者としての凄絶な過去を持つ瑠架。
神を信じてるわけじゃなく、
からっぽの心を埋めようと祈りに縋るのが痛々しいのです。

おそらく瑠架は愛情に飢えていたのかなと…。
だから、瑠架が第一印象で危険を感じ警戒した相手・フェレンツが
優しげなところを見せると惹かれ始めます。
でも……。

瑠架は悪魔憑きと疑われて触手ゴーモンとなるんです。
三日三晩、触手に甚振られ続けるんですよ。

ついつい考えちゃったのが、トイレはどうしたんだろう?ってこと←
で、那義の結論、触手は植物なんで、
きっと大も小も吸い取っちゃったんだろうな。
だって栄養たっぷり((●≧艸≦)プププッ

あ、話がそれちゃった。
触手に責め苛まれても挫けない強さも持っている瑠香。
そんな瑠架を見ていて、フェレンツの心も動いたんですね。

終盤、瑠架に甘々になっていくフェレンツが好きです。
かまいたくてしょうがないらしい( *´艸`)ムプ

長い生を一人きりで生きる吸血鬼も孤独な生き物。
孤独な魂が寄り添い、心を満たし合うのが素敵なのです。

本編のその後編も収録されてます。
フェレンツの瑠架への愛情がダダモレです。

ペーパーも付いてました。
これまたフェレンツの瑠架ラブなお話でした。

読メの感想を読んでて思ったのですが、
触手Hのような、特殊えろを期待してこの本を読むと
物足りないと感じる方が多いようです。

那義は、もちろん触手も好きですが、
えろ特化な作品が特別なツボというわけではないので、
後半の恋愛部分でも楽しめました(o´ω`o)ぅふふ

≪上記以外の作家INDEX(ア行~ナ行)へ
≪上記以外の作家INDEX(ハ行~ワ行)へ

≪朝南かつみ挿絵作品INDEXへ

↓クリックよろしくお願いします♪壁||ョ*´ェ`) 
にほんブログ村 小説ブログ BL小説読書感想へ  にほんブログ村