水壬楓子さんの新シリーズ『RDC-レッド ドア クラブ-』の第1作です。
レッドドアクラブとは、オヤジの集う『オヤジクラブ』ということで
オヤジ萌えな那義としては読まずにはいられない!

赤い扉の豪奢な洋館がそのクラブです。
広大な庭を持つ屋敷はなにやらハイソな香りが!
むさくない方のオヤジたちが出てきます。

1作ごとにカプは変わりますが、
水壬さんはオヤジ攻めの方が得意な方なので、
ほとんどがオヤジ攻めになる予定だとか。
なので、オヤジ受けが苦手な方も安心して読めるかと。
那義はオヤジなら攻めでも受けでもバッチコイ!ですけどね(# ̄ー ̄#)ニヤ

RDC-レッド ドア クラブ- 著者:水壬楓子 イラスト:亜樹良のりかず
リンクスロマンス BL小説 2011年6月
★★★★
RDC―レッドドアクラブ (リンクスロマンス)/水壬 楓子
¥898
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◆あらすじ(裏表紙)
役者を目指す古葉直十は、家賃を払えず、アパートを追い出されてしまう。途方に暮れていた直十だったが、上流階級の雰囲気を持つオヤジ達が通う怪しげな洋館に忍び込み、ネタでも掴もうと思いたつ。しかし敷地内に足を踏み入れた直十はあっけなく捕まり、中へと連れ込まれてしまう。そこで、なぜか若頭という渾名を持つヤクザのような男・廿楽に、マイフェアレディのように育て上げられることになってしまうが…。 ◆

オヤジがワラワラ出てくるシリーズ1作目は
オヤジの中でも若年層である30代後半でしたが、
そこは水任さん、オヤジのツボはしっかり押さえててます。
Hの時のエロオヤジっぷりも外さない!( *´艸`)ムプ

20歳近く離れた年の差カプのお話です。

親を亡くし、独りで生きてきたけれど
遂に金も仕事も住処もなくしてレッドドアクラブに迷い込み、
オヤジたちに捕獲されてしまった直十です。

そんな直十をネタにしてオヤジたちが賭けを始めるのですよ。
世間知らず礼儀知らずな直十を
レッドドアクラブのオヤジたちの『コンパニオン=話し相手』になれるくらいに
マナーと教養と人間性を磨きあげるというもの。

期間は1ヶ月。

マイフェアレディのヒギンズ教授役になったのは、
強面で口は悪いし手厳しいけど、温かさのある廿楽です。

1ヵ月後に直十の合格判定がされますが、
不合格だった場合の廿楽に課せられる罰ゲームが面白そうなんで、
読者としては不合格で罰ゲームが見たいような気持ちになってきちゃいますwww

受けの直十は若くて何にも出来ない子だけど
幼すぎたり可愛すぎることはなく、
モラトリアムな自分を認識しつつも
どうすればいいのか途方に暮れる21歳として描写されてるのがよかったです。

いろいろと詰め込みすぎてる感もあり、
ツッコミどころもあったりはするのですが楽しく読めました。

本来はお世話焼きな廿楽ですが、
教育中なので、それがあまり発揮できずちょっと残念。
うっとおしがられながらも直十を構い倒してる廿楽が読みたい!
水壬さん、書いてくれないかな~

亜樹良さんの描くオヤジ・廿楽が渋くて素敵ー!
まさに若頭だよ!(。・艸・)ウフフ

他にも美味しそうなオヤジがいっぱいいるので楽しみなのです。
最終巻はクラブ内恋愛になるそうなんですが、
あの人とあの人かしら?と予想しちゃってる那義でした(o ̄ー ̄o) ムフフ


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