この作品は去年のルナノベルズのフェア（ダリアと合同の）の時に買ったものです。
新品で買ったのに積んだままなのはもったいないということで、
新品買い積読本の消化月間(もう5月終わりだけど）スタートですｗｗｗ
実は那義、剛しいらさんの文章がイマイチ合わないのですが、
これはさほど気になることなく引き込まれて読みました！
剛さんらしく、ぶっ飛んでる部分もあったりして楽しかった（笑）
口絵のイラストがすごい！
読了後にBL48手で調べようかと思ってたら、
すまたしてるんでした(⌒▽⌒)アハハ!
でも、あみさんの絵、エ口いよ～《《《《♪♪(*´▽｀*)ノ゛うふふ～
表紙も裏表紙も一般書店のレジはちょっと恥ずかしいかもｗ
愛玩人形 著者：剛しいら イラスト：小山田あみ
ルナノベルス ＢＬ小説 2010年2月
★★★
- 愛玩人形 (ルナノベルズ)/剛 しいら
- ￥900
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◆あらすじ（裏表紙）
由緒正しき家の跡継ぎでありながら、屋敷に籠もり、人形たちを話し相手にひっそりと暮らしている人形師の琴耶。だが、一族が催したパーティーに客として現れた世界的に著名な実業家ジェラールに一目惚れされてしまう。 人と話すこともほとんどなく、もちろん恋愛などしたこともない琴耶は一方的に愛情を押し付けられ、まるで自分自身が人形になったような気がしていた。しかも、琴耶の部屋と全く同じに造られたジェラールの別邸の部屋に連れ去られてしまい――。 ◆
男子は薄命という女系一族の中で
人形だけを相手に生きる浮世離れした人形師の琴耶。
彼に一目惚れしたフランス男・ジェラールが
衆道に憧れる日本かぶれのホテル王って設定で面白いんです！
日本に詳しいジェラールですが、
やはり外国人、ビミョーにズレてて楽しい（笑）
琴耶にゾッコン（死語！）なジェラールは
甘い口説き文句を吐きまくりなんですが、
琴耶好き好きがどんどんエスカレートするにつれ、
情熱的なヘンタイという内面をダダモレに突っ走ります(*≧ｍ≦*)ププッ
日本古来のものを蒐集しているジェラール。
昔、稚児の開発に使ったという象牙で出来たお道具のセットを
琴耶に使ったり(o￣ー￣o) ムフフ
でも、鬼畜に責めるわけではなく、
あくまでも、琴耶を傷つけたくない、壊したくないとの思いから。
細いのから順番に挿れて、
一番太いのが入るようになったら自分のを…ってね。
一方、人付き合いが苦手なぽややん系の琴耶は
そんなジェラールに流されてしまいますが、
彼の優しさや温かさに惹かれ始めます。
ジェラールの傍にいたいという気持ちが生まれ、
それが琴耶を閉ざされた世界から外に踏み出させるんです。
ジェラールの熱情が琴耶の心を開きますが、
琴耶は意外にもしっかりと意思表示をできる一面もあり
ただのネガ人間ではなくて、とても可愛いのです。
琴耶の生い立ちや心情の描写に
人形が上手く使われてるのも良かったです。
ジェラールも琴耶の人形たちのことをちゃんと理解して、
琴耶が一番大切にしている花ちゃんという人形を
琴耶の妹として扱います。
琴耶が花ちゃんをおんぶしてパリの街を自転車で走り回る
というシーンがあるんですが、このシーンのイラストが見たかった（笑）
人形に依存していた琴耶が
ジェラールとの出会いによって変わっていく過程が
細やかな描写で書かれているので、
終盤の人形と琴耶の関係の展開が効果的でした。
カバー折り返しにある剛さんの近況は雛人形の話題。
そこに男雛二つ並べたいとあるんです。
おおぉ！私も並べたい！
お内裏様っていうと男雛×女雛ですもんね。
なんで、男雛×男雛がないんだ！
昔の日本はゲイ天国だったんだからあってもよさそうなのに。
人形メーカー作ってくれないかなぁ( *´艸`)ﾑﾌﾟﾌﾟ
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