ARUKUさん初読みです。
ARUKUさんって遥々アルクさんですよね？
旧名の作品も読んだことないので、
ほんとにお初なのですが。
不思議系のお話でした。
昔話っぽいんだけど、地球ではない星が舞台という
SFファンタジーな童話って感じです。
岩みたいな巨人、土悪魔、
（でも、どっちも可愛いの！）
魔女に神様に葉っぱ隊などなどと、
不思議生物もいっぱい出てきます！
虹色村のチロリ 著者：ARUKU
ルチルコレクション ＢＬコミック 2011年3月
★★★★
- 虹色村のチロリ (バーズコミックス ルチルコレクション)/ARUKU
- ￥650
- Amazon.co.jp
◆あらすじ（裏表紙）
虹色村でマッシュルーム農家を営むチロリは困っているものを見ると放っておけない優しい性格。今日も他人のために奔走するチロリに、幼馴染みのアキラは憎まれ口を叩きながらも陰でそっと見守っていた。しかし虹色村は大規模開発の危機にさらされていた。自然と共に慎ましく生きるチロリと開発計画に携わるアキラ。二人の思いと虹色村の行く末は……!? ◆
独特の世界に引き込まれました。
キャラの表情や動きに大きな誇張がないので、
セリフが棒読みっぽいイメージを受け、
それが個性的な味になってるんですね。
童話っぽい世界観にも効果大だと思います。
純粋で素朴なチロリの目を通して見えてくる
人々の負の感情や雑多な現実に
いろいろと考えさせられたお話でした。
ＢＬ要素はごくごくほのかですが、
チロリとアキラのやりとりが楽しいのです。
アキラはチロリのことが好きで好きでしょうがないのに、
素直になれずチロリに悪態ついてばかり。
好きなのにイジワルをしてしまう
いじめっ子体質のアキラが可愛かったりｗ
いえ、子供じゃなくて大人ですけどねｗｗｗ
チロリはちょっと天然要素ありなほのぼのキャラですが、
けっして純粋一辺倒ではなく、
迷ったり困ったりしながら生きてます。
そして時折見せる黒い顔ってのもあったりして笑えます。
後半は村を壊してでも開発しようとしている
アキラの父・タロウの話になっていきますが
切ない恋のお話だったりします。
ところで、アキラとチロリって
若かりし頃のタロウとジーンにそっくりなんですよ！
で、今現在のタロウの姿を見ると…
(￣д￣) エー アキラも将来ああなるのか？
ちょっとショックかもｗｗｗ
だって、今のアキラかっこいいのに…今のタロウは……(*≧ｍ≦*)ププッ
心がほこほこするお話で読後感もいいので、
何度でも読み返したくなる作品です♪
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