表題作＋書き下ろしという2部構成で
時系列は繋がってますが、カプが違うスピンオフ形式。
カメラマン×モデル、
弁護士×人身売買（？真相は本作でｗ）の２カプ。
恋には関係なく、華さんと泉という女性キャラが出てきますが、
どちらも女傑といった印象の人でインパクトがすごいです！
２人とも楽しいキャラクターですよ。
こゆ女性キャラ、好き！
本日、ご親族の皆様には。 著者：水壬楓子 イラスト：黒沢椎
キャラ文庫 ＢＬ小説 2011年3月
★★★★
- 本日、ご親族の皆様には。 (キャラ文庫)/水壬楓子
- ￥600
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◆あらすじ（裏表紙）
資産数百億を有する一族の女帝・八色華が急逝！華とは遠戚の売れないカメラマン・石橋桜は、遺言状の公開に出席する。そこで再会したのは、大学時代からの親友・立野恭吾。しかも、なぜか親族でもないのに、莫大な遺産相続人の指名権を持っているらしい!? 彼の伴侶に選ばれれば遺産が転がり込むというのだ。実は、訳あって恭吾の告白を拒絶した桜。今さら名乗りを上げられず…。
「本日、ご親族の皆様には。」
あらすじにあるように、
莫大な遺産相続に絡むお話なのです。
しかも養子縁組をした赤の他人が相続人ということで
親族たちの遺産を巡る攻防が繰り広げられる
遺言状公開の場というちょっと変わった舞台設定です。
表題作カプ桜と恭吾は大学時代からの親友同士。
ノンケとゲイなのですんなりとは進まないうえに、
仕事という男同士ならではのプライドが邪魔をして
すれ違ってしまうという切なさ含みのコイバナです。
プライドのために
自分の大切なものを見失っちゃいけない
というのがポイントでした。
実は遺産がちょっとだけでもいいから欲しい…
と内心思ってたりする桜が微笑ましかったｗｗｗ
カプも好みでお話も面白かったので満足な読後感を味わったあと、
書き下ろし「本日も、ご親族の皆様には。」を読み始めたら！
オヤジが出てきてさらに萌えましたよー♪(o￣ー￣o) ムフフ
攻めの英之は38歳と、オヤジにしては割と若いのですが、
その言動はしっかりエロオヤジ！
31歳のひねた弁護士・史が
逞しく温かいオヤジに落とされていきます。
やっぱ、水壬さんの書くオヤジ、好きだー！
大人の余裕で受けを蕩かしてくのがいいんですよ～
セリフもHもオヤジフェロモンたっぷりでございます。
読んでてヨダレ出た( ´艸｀)
書き下ろしの方に、表題作カプも出てきます。
どうやら恭吾がお世話焼きタイプのようで、
そのうち桜は尻に敷かれるのかもｗｗｗ
どちらのカプも大人なので安心して楽しめました。
両カプともに加速するのであろう、その後のラブっぷりを読みたいです！
書き下ろしの冒頭でストーリ的種明かしがありますが、
これがまた楽しかったのです！
遺産相続ネタですが重さはなく、
サクサク気楽に読める1冊です♪
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