ユギさんの2004年コミックス。
とってもとってもじれったいお話でしたwww

中学から就職後までと長~い時間をかけてますwww
長い時間がかかっただけに、
それまでのじれったさが報われるエンディングがすごく良かったです!

キャラたちがよく涙を流しますが、
これがタイトルに繋がっていて切なさを伴い、
いい演出効果になってます。
ユギさんさすが!


どうして涙が出るのかな 著者:山田ユギ

ルチルコレクション BLコミック 2004年6月
★★★★

どうして涙が出るのかな (バーズコミックス ルチルコレクション)/山田 ユギ
¥620
Amazon.co.jp


◆あらすじ(裏表紙)
中学時代のキスが始まりだった――。 泉谷は、同級生・早川にいきなり告白されキスされて大混乱。しかし早川は突然転校。そして高校で再会。相変わらず早川は泉谷が好きなようだが、再び姿を消してしまい……。 別れと再会を繰り返し、やがて大人になったふたりの恋は!? 大幅加筆修正+描き下ろし漫画でお贈りする、すれ違いラブストーリー。 ◆


早川は泉谷に向かって「好き」「好き」とキス攻撃で
押せ押せなんですよ。
いきなり男からキスされまくりの泉谷は

その度に殴るは、蹴るはでぶち切れてますがwww

泉谷の友達・おぐちゃん(おデブ)を交えて3人で
なんだかんだとワイワイ毎日を送っています。
何かにつけて「好き」と言ってキスしてくる早川に
とまどうばかりの泉谷だったのですが、
突然、早川がいなくなってしまいます。

これにはわけがあるのですが、
それがわかるのは終盤です。

別れと再会を繰り返すふたり。
何度もいなくなってしまう早川に翻弄されるたびに
泉谷の気持ちも彼に向かっていきますが、
自分の感情変化に気付くのはいつもいなくなったあとだったり。

子供から大人になっていくふたりなので、
その成長ぶりもしっかり描かれてます。

早川は中学の頃から綺麗な顔で
成長するほどにそれが増していきますが
泉谷がまたすごいんです。

中学の頃はどちらかといえばかっこよさとは無縁の子w
でも、どんどんかっこよくなっていくのですよ。
リーマン姿などすごいイケメンだし!
(おぐちゃんはあんまり変わらないけどwww)
那義はふたりの成長の様子でも楽しんでおりました。

冒頭に早川の幼い頃が描かれてますが、
中学以降の彼はそれとはかなり違う姿に感じます。
でも、実は…。

話が進んでいくとそれが明かされていくので、
読了後にもう一度読むと、
早川の行動に彼の本質や背景を
読み取ることが出来て切なさ成分が増し、
終盤の展開ではさらに感動が大きくなります。


ちゃんとしたHは描き下ろしの「エピローグ」までありません。
なのでずっと、受け攻めはどうなるんだろうと
思いながら読んでました。
だって、どっちもいけそうなふたりだものwww
そして、あとがきにあるユギさんの結論に納得!

でも、それが読めるのは全サ小冊子でした(;゚Д゚)
あぁぁ、小冊子読みたかった!今更遅すぎるけど(T.T)

それから、脇キャラはおぐちゃんだけでなく、
茂雄と蓮というのが出てきます。
(あ…早川と泉谷の姉ちゃんたちも出てきますw)
脇キャラたちも生き生きと動いているので
とても愛着がわきますよ。

茂雄と蓮の話も読みたかったなぁ。
え?おぐちゃん?……彼は……夢が叶うといいねwww


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