愛と混乱のレストランの2巻です。
1巻読み終わってすぐに読みました。

実は2巻を読み終わった時、
物語の終盤の激しい展開と、
あまりに気になる終わり方のせいで
コーフン状態のまま、
読書メーターにコメントをカキコw

しっちゃかめっちゃかなコメントになってしまってます。

いやぁもうそれくらいハマってしまったってことでwww


愛と混乱のレストランのレビュはコチラ

愛と混乱のレストラン


美女と野獣と紳士~愛と混乱のレストラン2~ 
著者:高遠琉加 イラスト:麻生海

二見シャレード文庫 BL小説 2008年12月
★★★★★
美女と野獣と紳士―愛と混乱のレストラン〈2〉 (二見シャレード文庫)/高遠 琉加
¥650
Amazon.co.jp

◆あらすじ
久我をシェフに向かえ、再スタートを切ったフレンチレストラン『ル・ジャルダン・デ・レーヴ』。 「君が必要なんだ」――そう言って店を辞めようとした修司をなりふり構わず慰留した理人だが、彼には老舗の『ゴルド』を手中にするという野望があった。 食への興味を持たず、上司の叶の助力を得てそれを成し遂げようとする理人。 久我はそんな理人に対して嗜虐心と、心から料理を美味いと言わせたいという相反する気持ちが芽生えてしまう。 お互いを意識しあう二人。 ところが久我のフランス修行時代の恋人が店に現れて―― ◆



食を愛する修司と、食を憎んでいるかのような理人。
ぶつかり合いながらも、前向きに仕事に取り組んでます。

修司は、食の細い理人を
叱りつけるようにして食べさせてます。

オカンみたいだけど、
理人の体を心配して、というのと同時に
シェフとしての意地もあるんだろうと思いますwww
そっちの方が強いのか?www

そうして見た目には落ち着いたような雰囲気だったのですが
客として訪れた修司の元カノ・サラによって
理人の心に微妙な揺れが生じるんですよ。

それは嫉妬のようなもの。
理人自身、その感情に戸惑ってもいます。


理人は10歳の誕生日の日、
父親に捨てられ、施設で育ったという過去があります。
理人の頑ななまでに内側に篭る性格は
この生い立ちの影響もあったんですね。

暗く、人に心を開かない理人は
施設では苛められ続けてましたが
あしながおじさんの存在がありました。

誰なのかはわからないけれど
毎月理人にお金を送ってくれる人がいたんです。
毎年、誕生日には印刷されたカードとプレゼントも届く。

理人にとっては、あしながおじさんの存在が
心に刺さる棘でもあり、支えでもあるんです。

一方、修司の心にも変化が起きていて
強情なのに儚く感じる理人の心を引きずり出して
壊してしまいたいという、ドSな感情と
理人のかわいくない部分にやられてしまっている自分に
もうお手上げ状態だったりwww


終盤の怒涛の展開は息もつけない!


あしながおじさんの正体を知ってしまい
理人の心の脆く危ういバランスが
大きく崩れてしまいます。

そこに追い討ちをかけてしまったのが修司。

「生まれてよかったと思ったことなんて
一度もなかった」
と言う理人が痛々しいです。。。


この巻はBL的シーンもちゃんとあります。
その結果、3巻までずっと反省させられることになる修司ですけどねw




≪高遠琉加作品INDEXへ



↓ランキングに参加してます。ポチしてもらえると喜びます♪
にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ にほんブログ村