月に笑うの下巻です。
木原作品にしては糖度高めな作品ではないでしょうか![]()
『信二さん好き、好き~~~~~!』な路彦は健在です♪
下巻にも痛いエピソードがありましたが
後半はハラハラしちゃう展開で読むのを止められませんでした。
上のレビュはコチラ↓
http://ameblo.jp/bl-cocolo-r/entry-10417818799.html
月に笑う(下) 著者:木原音瀬 イラスト:梨とりこ
リブレ出版BBN BL小説 2009年12月
★★★★★
- 月に笑う〈下〉 (ビーボーイノベルズ)/木原 音瀬
- ¥998
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◆あらすじ
組を移った信二と、大学に進学した路彦。それぞれの新たな生活が東京で始まったが、二人の関係は穏やかに続いていた。組に擬似家族を求める信二は、組長の息子・惣一につくことになって以来、洗練された惣一に傾倒していく。しかし、組の仕事に路彦が偶然にも関わりつつあると知り…!? 失ったものを取り戻すんじゃなく、お前が心底欲しかった――上下巻あわせて380ページ超書き下ろしで2冊同時発売! ◆
表紙めくって口絵イラスト見てビックリ!
攻め受けはこっちだったのか!とwww
(裏表紙にもそのカットがありますが、
私、見てなかったんです(o´ェ`o)ゞエヘヘ)
いったいどんな展開なんだか?
とめっちゃ興味が湧きました。
大学生になった路彦はずいぶん成長してます。
でも二人の関係は変わってなくて
しょっちゅう喧嘩しては路彦が泣いちゃって
信二が必死にご機嫌取ってる。
泣かさなきゃいいのに、って思いますが
短気な信二はついつい路彦に言い過ぎちゃうんですよねw
上巻で、組長の息子の惣一が出てきた時に
なんか雲行きが怪しくなりそうと思っていましたが
まさにそんな展開になっていくんです。
惣一は、任侠とは全く違う経済ヤクザなんですね。
一目見てヤクザとわかる格好をするなと
信二にもオシャレなスーツを着せたがるような人。
惣一は、専属の仕手師に株の操作をさせて
莫大な金を稼ぎ、組に入れているんです。
クールでハイソな雰囲気の惣一に心酔してしまう信二ですが
その惣一が、大学で経済を学ぶ路彦を
引きずり込もうとしていることを知ってから
きな臭い方向にお話が進んでいきます。
信二は、ヤクザの世界に路彦を巻き込むことは
絶対にしたくない。
なんとか路彦を守ろうとするのですが
惣一の不興を買ってしまい、とんでもない条件を出されます。
その結果、二人の逃亡劇になるのですが
もう中盤からラストまでハラハラし通しです。
路彦の信二への気持ちはとても強くて、
後半はすごく頼りになるんです。
あの可愛かった泣き虫路彦が
こんな男っぷりを見せてくれるとはっ!
これも信二への愛がなせる技!
後半にある挿入エ/ロがよかった~!
みっちゃん、男です!
信二も自分の気持ちを認識せざるを得ないですw
(んでも、これで終わらないのが木原節なんですけどね)
オパイなくても、チ○チ○ついててもやっぱり路彦がイイ。
好きになる気持ちは
相手が男だからという壁も乗り越えちゃうんですね~。
ずっとずっと信二の傍にいたいと思う路彦。
路彦に、ずっとずっと自分の傍にいて欲しいと思う信二。
そんな二人のラストシーン、とってもよかった!
すごく好きです。
ラストでは信二は30歳近くになってますが
相変わらず路彦と喧嘩してます。
でも、ちゃんとお互いの気持ちをわかりあっている二人。
信二に語りかける路彦のセリフがイイ!
ジーンときます。
タイトルの意味は、早い段階でわかってますが
ラストの一文で素敵に使われています。
木原さんさすがだなぁ…。
表紙も2冊あわせて完成してますよね。
出逢った頃の二人と
大人になってからの二人。
二人が過ごした年月を物語ってますね~。
脇の良太と森くんもよかった!
森くん、もっと出てきて欲しかったかも?www
いや~、長いレビュになっちゃいましたが
最後にもう一つだけ。
前半で路彦がおしっこするところを
無理矢理信二が見るんですが
後半では、信二のおしっこするところを
路彦がこれも無理矢理見てます。
何やってんだか、この二人。
男同士ってそうなの?www
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