RULES1 著者:宮本佳野 2007年1月発刊
RULES2      〃    2007年2月発刊
RULES3      〃    2007年3月発刊

徳間書店キャラコミックス 漫画
★★★★
RULES (1) キャラコミックス/宮本 佳野
¥560
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真面目な優等生の近衛幸生(コノエユキオ)は、同級生の鈴木天鳥(スズキアトリ)に密かに想いを寄せている。
天鳥への想いも、自分のセクシャリティも、誰に告げるつもりもなく、それでも精神的に辛くなり新宿2丁目で出会ったヒカルに処女(!)を捧げてしまう。
その後、些細なきっかけで心が暴走し、天鳥も含めた友達に自分がゲイであることを告白してしまう。
 ユキとヒカル、天鳥と、そしてもう一人、トオルという人間的にかなり風変わりで難しい男が絡んできて、登場人物が入り乱れての恋愛模様が展開されていきます。


ゲイの高校生・ユキの揺れ動く心がえがかれてます。
天鳥への想いから逃げるために、ヒカルに懐いていくユキですが、ヒカルは全て承知した上で受け止めるヒカルが優しいです。

 結局ぐるぐるし続けるユキは、天鳥に自分の気持ちを打ち明けてしまうのですが、それを言われたノンケの天鳥までもがぐるぐるし始めてしまうのです。(そりゃそうだ)
 友達としてはダメなのか?自分はユキをどう思ってるのか?どんな対象なんだろうか?
ヒカルを巻き込んでぐるぐるしちゃう天鳥。

 そして、その3人の中に、新に加わるのがノンケなのにゲイに体を売っているトオル。
ユキに対する自分の気持ちが掴めず、自分はゲイなのか違うのかと悩む天鳥。
それを知ったトオルに、「オレとしてみる?」と誘われて・・・。

ヒカルとユキ、天鳥とトオル、という2つのCPが、恋愛関係として成立していくのか否か。

この漫画を読んでいると、ノンケ、ゲイ、バイの境界線がとてもあやふやになってきます。
 人を好きになるということに、性別は関係ないという気持ちにさせてくれるのがBLなのだから、それをたっぷり味わうことが出来る作品だと言えるのではないでしょうか。

 んでも天鳥。トオルと付き合っていくの、大変だろうなぁwww
ヒカルとユキは、ヒカルが大人なので、ユキをすっぽりと包み込んでるのがよくわかり、安心感のあるCPです。

 それから脇に出てくるタトゥアーティストのシゲさんが、お話を盛り上げてくれてます。
いいヒトなんですよね~、カッコイイし。


 キャラコミックスの全サ小冊子『RULES番外編』、これから読みます。
あと、トオルと元恋人の話『ラバーズ、ソウルズ』も読みたくなったので、近いうちに買おうと思ってます。
このシリーズの一番最初の話『ハイドラ』も読みたいんだけど…。



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