美しいこと 上 著者:木原音瀬 イラスト:日高ショーコ 2007年11月発売
美しいこと 下     〃         〃      2008年2月発売
蒼竜社ホリーノベルズ
★★★★★
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美しいこと(下) (HollyNOVELS)/木原 音瀬
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この作品、那義の大好きな作品の上位です♪

受けの松岡はカッコよくて優しくて仕事も出来る人。
でも仕事のストレスから逃れるため、
週に一度女装して街に出かけて男の注目を浴びて楽しんでる。(アブナイw)
そんなある日、女装してナンパされ男だとバレてひどい目にあい裸足で逃げ出す。
お金もなくて家にも帰れなくて困ってるのをある男に助けられる。
それが廣末。
廣末は無口でダサくて年下の上司に馬鹿にされとことん嫌われちゃうような冴えないヤツ。

松岡は女装のまま廣末に会ううちに廣末に惚れられちゃいます。
実は松岡も廣末を好きになってしまうんだけど、男だとなかなか言い出せない。

すごくじれったい話です。
松岡が男だとわかると廣末は拒絶してしまうのです。
でも拒絶された松岡はどうしても廣末のことを諦めきれなくて。
廣末の方も男だということで生理的に拒絶してるのだけど、
松岡のことを嫌ってるわけでもなく、すごい中途半端。
その中途半端さに松岡が振り回されて辛い思いを抱えてる。。。
ひどすぎるっ廣末!とか、
松岡、廣末なんかよりもっといい人いるって!などと
読んでるこっちも悶々としつつも
どうなるのか気になって気になって。

リアルに考えれば廣末の気持ちは普通なのかもしれないけど。
ノンケの男が男を恋愛対象にするとかって、考えられないでしょうしね。
松岡もノンケだったのでどうしたらいいんだかわからずオロオロしてるし。

そんな二人なんで、エロ描写なんてほとんどないにも等しいくらいなんだけど、ラスト、廣末が自分の気持ちの変化に気づいていくあたりから、もう胸がキュンキュンします。
廣末の気持ちが伝わって読んでるこっちも切なくなる。
読んだ後もしばらく胸(*ё_ё*)きゅん・・を味わってました。
いやぁ可愛い二人ですよ~。
って大の大人の男二人の話なんだけどねwww



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