うそつき 著者:烏城あきら イラスト:桃月はるか
二見シャレード文庫 2008年10月発売
★★★
- うそつき (二見シャレード文庫)/烏城 あきら
- ¥650
- Amazon.co.jp
今回のガテン系BLは 運送業。
「うそつき」と「ひみつ」の2話で構成されていて、
「うそつき」がトラック、「ひみつ」がバイクです。
「うそつき」で出てきたお客さんの木村の話が「ひみつ」という流れになってます。
書き下ろしで「わがまま」という作品があり、ここで2CPが全員顔合わせしますw
「うそつき」
幼い頃にテキ屋だった両親に夜逃げされ、叔母夫婦に引き取られた誠。
叔母夫婦の大反対を押し切って高校を中退し、高速道路のSAで甘栗売りのバイトをしてます。
そこで出会ったのが輝夫。
輝夫は勤めていた会社が倒産した時に、借金をしてトラックを買い取り、
一人で運送業を営んでます。
輝夫と誠は既に恋人同士ですが、SAのトラックのキャビンでの短い逢瀬だけ。
その関係に不安を感じ始めた誠が、二人の出会いを思い出すという形で物語が進みます。
誠のところに時々買いに来る木村に、輝夫があらぬヤキモチを焼いたりして
輝夫と誠の関係にも変化が起こるのですね~w
「ひみつ」
バイクを転がすことが大好きで、十代の頃は暴走族にも身を置いていた修平。
だが集団で走ることに飽きてしまい、暴走族を抜ける決意をし、その制裁のリンチを受ける。
その時、同じ暴走族のメンバーだった克美が、
修平を連れて帰り面倒を見たのがきっかけで、二人の関係が始まる。
克美はゲイだが修平はもともとはノンケ。
一緒に暮らしていても、修平に女が出来ると克美は出て行く。
修平が女と別れると、克美が戻ってくる・・・の繰り返し。
3年前に修平がバイク便を始めてから、また二人の同棲が始まっているのだが
今回は修平に心当たりがないまま、克美が出て行ってしまう。。。
一つのエピソードが二つのお話で、違う局面から見ることができて、なかなか面白いです。
乱丸個人としては、4人のキャラの誰にも萌えなかったですが
これは単なる好みの問題ですよねw
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