今川義元、松永久秀、龍造寺隆信、宇喜多直家…その他もろもろ。
これまで「ダメ大名」「悪党大名」等々と罵られ、歴史ドラマや小説でもさんざんダメ扱いされてきた武将たちが、昨今の進歩した歴史研究で「そうではない」と見直されはじめています。ケッコウけっこう(笑)
ただ、そうかといって、じゃあこれらの武将たちが「大河ドラマ」や「長編歴史小説」の主人公になるかというと、そうでもない(松永久秀や今川義元は大河ドラマのトメ役にはなったけど)。とくに歴史小説の世界では、短編小説の主人公までにはされても、大河長編小説の主人公にはまだ1人もなってないはず(もしすでになってたらスミマセン)
そんななか…ななななななんと! あの斎藤道三の『国盗り物語』のヤラレ役、「バカ殿」の代表格の美濃国守護大名・土岐頼芸が、このたびついに堂々の長編新聞小説の主人公に!!!
これには意表を衝かれました。まさか義元さんや直家さんをとび越えて、いきなり土岐頼芸さんが、多くの読者をもつ日刊新聞(僕もときどき選手として取り上げられてもらう岐阜新聞)の大長編歴史小説の主人公になって登場するとは、誰もが想像すらしなかったでしょう。(むろんボクも笑)
しかもこの土岐頼芸、「バカ殿」どころか、知勇兼備の屈指の名将。最後に本能寺で織田信長を倒すという、歴史を変えた戦国大名として描かれるとのこと。異世界マンガや架空戦記モノではなく、真面目な正統派の長編歴史小説の主人公として、こうやって描かれるんですよ。
どーなるんやこれ