中学浪人 | B級投手の遅球日記

B級投手の遅球日記

県内で最もタマの遅い投手。でも全日本プレーヤー!(笑)

大学浪人はごく普通にあるけど、僕の高校時代、「中学浪人」のクラスメイトがいた。留年とかでなく、わざわざ僕の高校に入学するために、中学3年のときに浪人を決意したというクラスメイトだった。

 

当時、僕は父親の転勤で広島県の私立高校にかよっていましたが、彼は神戸市の中学生。「なんでわざわざ神戸からウチなんかに? そもそも中学浪人してまで入るような学校か?」と、ひたすら不思議だったが、ついにその理由は聞けなかった。ただ、大阪出身の僕にとって、彼は関西弁で話せる有り難い存在だった。

 

ちなみに彼は、超A級のガンマニア。登校して教室内で学ランをぬぐと、その下にはガンベルトと大型のモデルガンが。そう、彼は毎日、服の下にモデルガンを装着して学校に登校しているのだ。ウチは私服OKの高校だったため、これもまたファッションの一部であり、奇抜ではあっても校則違反にはならなかった。高校浪人したことといい、拳銃を装着して登校することといい、当時は「マジかよ」とおもったが、今ではその勇気というか、人間的なたくましさ、凄さに感服する。

 

こういう高校生が増えたら(良い意味で)すごいなと、僕は勝手に思うことにしている。