今年も、道東に旅行してきました。

サカイツツジの群生を狙って行ったのですが、結果は空振りでした。

おまけに根室に宿泊した初日と2日目は冷たい雨模様。

気温はなんと日中で6度でした。

長年道東に通っているので、この気温低下は何回か経験してます。

ここ数年持って行っては使用しないを繰り返していた、ダウンベストが重宝しました。

 

サカイツツジは駄目でも落石岬の湿原では、丁度ミズバショウが見頃でした。

 

落石岬の木道の管理に関して、根室市と海上保安庁との話し合いがうまく行かないせいか、かなり悪い状態です。

おまけに鹿の毛がこんなに落ちていました。

ヒグマが居るようです。

実際、宿でローカルニュースを見ると落石地区で目撃情報があると報じられていました。

そう言われてみると、毎年何頭か見かけるエゾシカが見られませんでした。

 

雨とヒグマに対する警戒で、それ以上は粘らず早々に宿にチェックイン。

やや早めの夕飯を摂りに、外出しました(宿は根室市の中心地)。

向かったのは、根室洋食の名店「喫茶ドリアン」でした。

エスカロップと並ぶ根室洋食の代表オリエンタルライスを注文しました。

大雑把に言うと、ドライカレーにハラミステーキを乗せたものです。

細かく刻んだキノコ(多分椎茸)が、一般的なドライカレーと一線を画します。

根室洋食のもう一つの代表エスカロップでは、タケノコを細かく刻んだものが使用されています。

想像ですが、マッシュルームやポルチニ茸が手に入らない時代にその食感に近いものとして使用されたのでは?

 

夕食を済ませて、街中の風景を撮影する事に。

初めて来た時(バブル前)に比べると夜の街の人通りが少ないですね。

 

1時間ほど歩き回って、宿に帰る事にしました。

微妙にお腹が空いてきました。

たまにしか来られない根室の街のもう一つのお勧め、戦前から続く老舗の中華そば屋さんに向かいました。

以前ブログで書きましたが、いわゆる東京ラーメンではありません。

初代の店主も、浅草で修行したのではなく中国人の料理人に習ったそうです。

前回訪問した際は、欲張ってチャーシューワンタンメンにしましたが、今回はワンタンメンにしました。

ワンタンは大ぶりで、肉を中心としたあんがたっぷり詰まっています。

私が入店してしばらくすると、お客さんが次々と入ってきました。

先ほどに街の閑散具合からは想像できません。

やはり、美味しいものには人が寄ってくるのですね。

 

若い頃だとオネーちゃんの居るお店に、この後出陣するところでした。

もはやそんな元気はないので、宿に帰って就寝しました。

 

「今年の道東旅行、花より牡蠣」に続く