そう、この夏の、「車でGO」を書いていたのですが、途中から脱線。帰宅後に、すぐ、この夏の遠くへの旅(その1)がスタートしてしまったのでした。
哀愁のIAD最終便、1時間遅れで、到着は、午後10時すぎになりました。
1時間遅れは、よくある方なのです。
決して悪い結果ではございませぬ。
しかし、その可能性を知らない乗客も多いのでした。
飛行機がタッチダウンした後、Bきゅうは、ファーストに座っていたので、フライトアテンダントさんと何人かのファーストの客のやり取りを、聞くともなく聞いていました。
はい、皆様、殺気だって、乗り換えについて尋ねていたのでございました。
そして、当然のように、降機は、乗り継ぎがタイトなお客様からでございました。
そう、フライトアテンダントさんが、タクシーングの間に、
「乗り継ぎがきつい人、手をあげてくださーい。その人たちを先に降ろしましょう。」
と言われました。
が、、、多くの人が手を上げたようで、
「ああ、飛行機の乗客丸ごと全部ね」
と言われました。まあ、全員ではないのですが、この夜着便は、欧州や中東行きに乗り継げるので、そういう人が多いのですし、
IADは首都空港なので、ここからだと国内線も夜遅い便もあるので、国内線乗り継ぎの人もおりますう。
そう、たくさんの迷える子羊たちが、目を三角にして、飛行機を降りて行ったのでございました。
牧羊犬に責め立てられずとも、走っていく彼ら。
めぇ、めぇ、めぇええええ〜。
(↑押し合いへし合いしながら、羊のように群れて、出ていく様)
Bきゅうは最後に降機。
(↑Bきゅうのキャリーオンは、ちょっと後ろのエコノミー側の天袋に置いたので、取りにくかったの。)
(↑でも、結果、ファーストのキャリーオンの場所を乗り継ぎのきつい客に使ってもらうことになり、良心の呵責がなくよかったでした。)
飛行機の周りには(地上降りのリージョナルジェットでした)、まだ、ゲートチェックインになったキャリーオンを待っている人などもおり、
彼らは、それを受け取ったら、ダッシュしてました。
たったか、たったかー、走って行ってましたー。
めぇ、めぇ、めぇ〜。
からーん、ころーん、から〜ん、ころ〜ん。
めぇ、めぇ、めぇ〜。
からーん、ころーん、から〜ん、ころ〜ん。
よく、日本から旅行や出張で来られる方で、米国国内線を利用する予定で、飛行機到着日の予定を入れる方がおられるのですが、米国国内線が予定通りに飛ぶと思わないで欲しいですう。
覚えておいてください、
米国国内線利用の場合、到着後のその日の予定を入れるのはギャンブラー。
米国国内線利用で、その日の国際線乗り継ぎは、「うまく行けば乗り継げるでせう」程度の小さなサジェスチョンにすぎないのですう。
そうだよ。Bきゅうも学んだのよ。
Bきゅう市から、朝一便でIAD空港まで来れば、前泊はいらないのですが、朝一便は、パイロットの前日の便が遅れると、欠航になることがあり、また、朝一便は、乗客が少ないからと欠航にしてしまうこともあるようでした(涙)。そして、朝二便目だと間に合わないので、前泊することにしているのでございました。
そして、その晩、Bきゅうは、ゲートから出口へと、ほけほけと歩いて、ホテルのシャトル乗り場まで行き、
いつものように、電話でバスが来ることを確認。
「もうすぐ来るはずよー」と言われて、
ふんとに都合よく、5分くらいで、シャトルバス(本当はバン)がきました〜。
しかし、Bきゅうが、乗り場の人をかき分け、シャトルバスの停止したところまで行きますと、
数人のアメリカ人が、ドライバーに詰め寄ってました。
「支払いはカードで」とか、色々言うていて、長々話しておりました。
なぜ、ホテルのシャトルに支払いがいるのかと疑問に思いましたが、
ともあれ、Bきゅうは、キャリーオンを、そのドライバーのにーちゃんに預けて、車内へ移動。
待っていると、その数人のアメリカ人らも、シャトルに乗ってきて、
要は、これらのアメリカ人たちも、乗り継ぎができなかった迷える子羊たちだったのでございました。
めえぇ〜。
彼らは、乗り換えのためゲートまで走ったが、飛行機は10分前にドアクローズされていたらしく、乗り継げなかったそうでした。
そして、航空会社からは、宿泊代は出ないと言われ、空港で寝るお年頃ではないようで、
(↑リタイア後のおジジとオババのグループ)
とりあえず、シャトルバス乗り場に来て、泊まれそうなホテルを物色していたようでした。
かわいそーに。
あとから乗ってきた彼らがシャトルバスを最初に降りたので、そのチェックインに時間がかかり、
Bきゅうが部屋に入れたのは、午後11時すぎでございました。
ひつじの数を勘定して寝るには、あまりある羊数が空港にはいたようなので、ひつじ数は封印して就寝、
めぇ、めぇ、めぇええええ。
だめだ、羊が頭でこだましている、
合掌