今回の行き先は、『ぺ』でございますよ。
『ぺ』
ペといえば、ペニンシュラホテル、、、、、のはずでございますが、今回に限りそうではございませんでした。
これはお仕事ではございませんでした。
遊びのはずなのでございますが、遊びと呼ぶには、忍耐も必要なのでございました。
お話の発端はといへば、
今から数年前にさかのぼるのでございました。
そう、数年くらい前から、Bきゅうはマイレージなるものを集めはじめたのでございました。
(↑それまでは貯まってたら使う程度。)
そう、マイレージなるものを集めだしたのは、
そうやって貯まるんだと知って、
『Bきゅう母をファーストクラスで米国に呼ぼう(短期滞在だけどさ)』というしゅしょーな心がけを持ったからなのでございました。
その裏に、日系航空会社のCクラスのチケットは高いから、もうフルで買いたくないというココロがあったコトは隠しておくのでございます。
そして、マイレージの方は、日米往復などしておれば、ぽこぽこ、ぼこぼこと、貯まるわけでございまして、
Bきゅうが、しゅしょーなココロがけをもってから、Fクラストラベルに必要なマイル自体は、
しゅるしゅると、けっこーすぐに貯まってしまったのでございました。
これは、神様が『しゅしょーなココロがけを持っているなら、ほ~れ、見せてみなさい』とBきゅうに宣うたようなのでございました。
鋭い指摘なのでございました。
そう、実際にBきゅう母滞在ともなれば、こちらのお仕事などの予定も調整せざるを得ず、なかなか呼べなかったのでございました。
これは、平たくニホン語で言うと、『めんどーくさい』とも表現されるのでございました。
そうこうしているうちに数年経ってしまひましたが、
Bきゅう母も老朽化してきましたので、ここらで言わないといかんなーと思ったのでございました。
時々かわす会話の中でも、Bきゅう母のコトバの端々に、もう一度、こちらへ来たいというニュアンスがありましたので、このお正月に電話をかけた際、
(↑この娘は、普段は電話もしないらしい)
思い切って、『来るべーか』と尋ねたのでございました。
Bきゅう母が、Noというはずはないのでありました。
ここまでならば、今回の題名は『ぺ』で始まることはなく、
はたまた
Bきゅう母も、Fクラスに乗って、米国まで来ることになったのかもしれません。
しかし、
母が来てどうする?
Bきゅうのマンションには、日本ものは何もなく。
というか、
、、、
、、
日本語ものに限らず、ヒトが部屋にいて、エンターテインメントするものが何もない(テレビとか)のでございました。
(↑テレビ:昔のテレビがオブジェとして置いてあるだけで、映らないと思う。)
(↑以前、母が来たときは、ババシッターを頼んだ。)
だから、母と電話で話したとき、BQC(=Bきゅう市)に滞在していても面白くないだろうから、ちょっとはどこかへ旅行するべーかと、とても、親切なオファーをつけたのでございました。
『旅行』それは、Bきゅう母には禁句でございました。
(↑何が面白いのだろうと思うくらいに旅行好きな母)
とはいえ、Bきゅう母が知っている米国都市名などあまりありませんので、、、、ニューヨークくらいかなーと思っていたので、
なにげに、こっちでは『旅行も行こうか』と付け加えたのでございました。
しかし、Bきゅう母も、Bきゅう家のオピニオンリーダーになった娘に対して気遣いしたのか、
『あんたはどこか行きたいところでもあるんかー』と切り返してきたのでございました。
そう、『どこに行きたいんかー』でございました。
このときには、Bきゅう、ココロの準備ができておりませんでした。
『どこへ?』
そう、
その質問を予測していなかったので、
行きたくもないNYなどとは答えられず、
ついついBきゅうは、本音を、
ホンネ、
つまり、
『興味があると言うたら、日本からは行きにくいところ、中南米とかかなー』と言うてしまったのでございました。
(↑そりゃ、NYやBOSなんぞ、仕事で行くもん)
それでも、
『でも、そういうところは遠いから、無理よね』
と付け足すのは忘れませんでした。
そのときは、Bきゅう母も、『わしはそんな体力はない』と言い、
『無理じゃー』と
言うていたのでございました。
(↑方言には脚色が入っております。親子とも東京出身。)
そして、母はなぜか『グランドキャニオンに行きたい』と言い、そのあたりに行こうという話だったのでございます。
まあ、ニューヨークやボストンに行くよりも、予定に調整は必要でございますが、グランドキャニオンくらいまでなら、Bきゅう母が来ている週末1回+1日くらい入れて、行けないこともなかろーと思ったのでございました。
Bきゅうとしても、それより長いのは、やはり、ニホン語で言うと、『めんどーくさい』のでございました。
そのように、お年玉付き年賀電話で話をしまして、『なんて優しい娘なんだ』と自画自賛いたしまして、Bきゅうは、翌日から出張へ出てしまったのでございました。
そして、数日後、
Bきゅうが、でろでろに疲れて出張から帰ってきて、夜、はやばやと部屋で寝ていると、家の電話がなりました。
Bきゅう母からでございました。
『あんた居なかったみたいね。どこへ行っていたのか知らんけど、わし、南米に行くう』と。
Bきゅう母はさらに言いました。
『寝ていれば、着くのよね。大丈夫よ』とも。
出張の予定なぞ、いちいち母には言うてませんでしたから、
ずっと居なかったことを知っているということは、、、、
どうも、Bきゅうの出張中、、、毎日うちに電話していたみたいだったのでございました。
(↑留守電をチェックするのがめんどいので、家電や携帯には留守電をセットしてないのです。)
恐るべし、Bきゅう母。
そんで、、、、
そんじゃ、メキシコあたりへでも行こうか。マヤぶんめーもあるし』
と言うオファーも、ちょっと出してみましたが、
(↑まあ、北米からは半日で行けるから、グランドキャニオンみたいなものなのよ)
Bきゅう母は、
『南米』という名前の着くところに行きたいらしいのでございました。
それでもよいとは言うものの、
メキシコはなんとなく、却下が濃厚。
かなしー(?)ことに、親子なので、この当たりのキビはわかってしまうのでございました。
。。。。
。。。
。。
南米への気合い満々。
もう後へは引けまい。
それで、しかたなく南米行きを計画したのでございました。
Bきゅうなしゅしょーなココロがけがどう試されるのかは、次回に続くで、
合掌