(今はもう米国に戻ってきておりますが、日本行きのお話を続けたいと思います。)
そう、リベンジ。
前回、羽田ー伊丹間のANAのプレミアムクラスに乗ったとき、新聞事件でつまづき、サンドイッチを食べる間もなく、すごすごとしっぽを巻いて、引き下がったBきゅう。
『勝負は次回に預けておくぜ』という捨て台詞を吐いて、飛行機を後にしたのでございました。
さて、勝負の機会は、かなりはやくやってまいりました。
Bきゅう、今回の旅行に、むりくり、むぎゅーっと、札幌行きを入れたのでございました。
絶対に、ANAのフライトアテンダント(FA)さんに勝ってやるという意気込みのもと
(↑多少、脚色が入ってます)
某月平日の朝9時発の札幌行きに乗るべく、
Bきゅう、意を決して、羽田国内線の52番搭乗口へ向かったのでありました。
が、
予想に反して、52番搭乗口は、わらわらとしたすごい混雑。
ひえ~
想像を超えた混雑でございました。
国際線かと思うほどのひと、人、ヒト、ひと。
ひるむBきゅう。
米国の田舎町に馴れてしまったBきゅう、今更ながら、
『日本人って、こんなに沢山移動していたのかあ。』と感心するも、ひるみ~。
背広を着たおっちゃんたちが、ありんこのように、あたり一面に散らばって(?)いるのを目の前に見て、びっくりBきゅう。
どうしよう~、このヒトたちが全部、並んで、機内に入るのを待たないといけないのかなと、ちょっと不安。
でも、プレミアムクラスなので、沢山の人を横目に難なく搭乗。
危なく、第一関門でひっかかるところでございました。
国内線といへども、あなどれがたし。
無事、搭乗してほっと。
搭乗してわかりましたが、これってジャンボですね。
(↑だから、乗客も多かったわけです)
席は一階のさきっぽ、真ん中に雑誌置き場のある昔のファーストですね。
まさに、勝負にふさわしい舞台でございましょう。
今回は、Bきゅう、窓際に陣取りました。
通路側は、見知らぬおジジ、会社でいい顔待遇の方のようでございました。
<勝負1>
おもむろに席に着いたBきゅうに、
まず、FAさんがジャケットを預かりに来てくださいました。
ここで、勝ちポイント1ゲットでございました。
(↑いつから、ポイント制になった?)
Bきゅうが席に着いたときに、隣のおジジは、すでに、背広のジャケットを脱いで、手に持っていたのでございます。
その通路側のおジジを追い越して、FAさんは、後から席に着いたわしのコートを手に取り、去っていったのでございます。
ほ~っ、ほっほっほっ。
勝ったも同然。
(↑そのあとで、むっとして、おジジがFAさんに、『わしのも頼む』と言うてました。)
ネタを開かせば、Bきゅう、この勝負のため(?)に、ショッキングピンクのジャケット着用でございました。
いやがおうでも、FA殿の目につくのでございました。
わーっはっはっは
(↑強気)
<勝負2>
次に、『新聞をお持ちいたしましょうか』というFA殿からの攻撃(?)がございました。
この攻撃は、そこここで起こっているようで、
『ニッケー』
『ニッケー』
『ニッケー』
という、対空迎撃ミサイルの音が聞こえました。
これを、『ニッケーのつぶやき』(=日経新聞を頼む声)と言います。
勿論、隣のおジジもニッケー。
後ろのおババもニッケー。
う、後ろのおババ?
Bきゅうの強敵の出現なのでせうか。
が、Bきゅう、ここは意表を付くべく
まいにちしんぶん
をお願いいたしました。
本当は、ワシントンポストと言いたかったのですが、あまりにも嫌みそうような言い方でしょうから、ここは、正攻法で勝負することにしたのでございます。
『まいにちしんぶん』
かわいい名前ではございませんか。
昔、Bきゅう家では、日経新聞と毎日新聞を購読していたのでございました。
もちろん、FA殿はニッコリ、毎日新聞を持ってきてくださり、
第二勝負は、引き分けでございました。
さて、この勝負はどうなるのでせうか。
つづくで
(コメント欄は閉じてあります。といいつつ、開いてました。)
合掌