被災されたみなさま、お見舞い申し上げます。
アメリカからの義援金受付は、赤十字などが窓口なようです。
http://www.us.emb-japan.go.jp/j/anzen/jishin_message.html
わしは、昨日まで、日本に連絡をとりたい知り合いの外国人に、関連するウエッブ情報を訳したりしとりました。
さて、地震のあともブログを続けたBきゅう、何もわかってないのかなと思われるかもしれませんが、もちろん、インターネットのある今日、日本の情報は入ってきます。某国から帰ってから、すぐに、とある地方都市へ出張中ですが、そこで、地震前後に日本を出た某業界の方にあったり、こちらの方々とよくよく話したりして、やはり日米の地震報道の差について書いておいた方がよいかなと思いました。
はっきり言うて、こちらでは、日本全土が津波に飲み込まれてしまったと思っているアメリカ人は多いと思います。今日あたりから、徐々に地名に重点をおいた報道がされるようになってきましたが、それまでは、Japan hit by earthquakeで、日本全土が沈没したような報道でした。地名も少しは言われるのですが、言うている方もよくわかってないのでしょう。出される画像が、日本沿岸一帯を覆った津波警報だったり、震度3以上がすべて色づけされている震度地図だったりで、どの地域がというのではなく、日本全体が沈没してしまったような印象を与える報道が繰り返しなされました。
日本人として、見ているほうは、大阪があるのになぜ、東海があるのになぜ?、東京だって首都機能を失うほどではないのになぜ?と疑問に思うような報道でした。もちろん、他地域でもいろいろあるでしょうが、全国土が失われたわけではないのですが、そのような印象を与えたようです。
このため、わしが受け取ったメールも『Bきゅうが日本に行ってなくてよかったです』とか、『失うものも多いでしょうが、』というような、日本人であるというだけですべてを失ったようなメールでした。いや、その純粋な慰めはありがたいと思うのですが、ここまでくると、必要以上の経済ダメージを受けるかもと危惧いたしました。
もしかしたら、これはたまたまBきゅうのまわりの人の受け止め方で、全体的には違うのかもしれませんが、もし、全米的にそうなら、ちょっとネガティブキャンペーンすぎるかもと思いました。わしの重い過ごしだとよいうのですが、関西の企業への受注も止まるような印象でした。
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一方、原発の方は、はじめから(ほぼ当日)、エマージェンシーエバキュエーションと出ていたので、こちらでは、冷静に受け止められたようです。『念のため』という報道の仕方ではありませんでした。エマージェンシーは、そういう事態もありえるからエマージェンシーなわけです。3kmでも何でも、はやめに緊急避難と出したこと、また廃炉覚悟での海水注入を試みたことなど、現場の行動に対しての評価はかなり高いようです。わしも、原発もとサイトで、地震後、わりとすぐにCO2消火とか出ていたから、何もないわけではないということはわかりました。まだまだ危険な状況かもしれませんが、ソフトランディングできることを祈っています。
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こうしたことを外地から書くことで、不快に思われる方がいたら申し訳ありません。被災者救済と被災地域の長期に渡る復興、電力物流のの安定供給など、優先されるべき問題だけでも山積みだと思いますし、受けられる支援はすべて受け入れ、できるだけ多くの方が救助されることを祈ります。わしも、どうしようかと思いましたが、しかし、まわりと話すたびに、どうもこの日本沈没説は打ち消さねばという気がしたので、あえて書くこといたしました。
Bきゅう