なので、何か作業をする時や待ち合わせ時刻より早く着いちゃった時とかはコーヒーショップっていうんですか?スタバとかドトールとか、そういうところに行くんです。
コーヒー好きには賛否両論ですが、カフェモカが大好き"でした"。今はほとんどアイスコーヒーしか飲まないんですけど、前まではカフェモカ一択でした。
あまりにも毎回カフェモカ頼むものですから、よく行くドトールコーヒーのお姉さんに覚えられてしまい、行くだけでカフェモカが出されるようになりました。
コーヒーを飲みつつiPodで何かを聞きながら本を読んでいる僕の姿が頭から離れないんでしょう。あ、また来たよ!きっとモカね!意外と可愛い物飲むんだから!あの甘い横顔にたまに見せる渋い表情がステキ!何聞いてるのかな?多分ジャズか何かかな?よく分かんないけど!なんか考え事してる!きっと私の事ね!私も直火でじっくり焙煎されたい!なんて思ってるに違いありません。ええ、違いありません。
ですが、仕事ができる風を装いたいのか気に入られようとしてるのかちょっと知り合い感を出したいのか知りませんが、お店に行くともう選ぶ余儀なくカフェモカが出されてしまうんです。
でもですよ、たまには違うもの飲みたい時もあるじゃない。季節限定のなんか入ってる甘ったるそうなヤツだって飲んで見たかったのに、用意されたカフェモカ。クソ暑い夏、アイスコーヒーでも飲もうかと店に入ればカフェモカ。ドーナツ食べ過ぎてムカムカしてるからさっぱりしたものでも飲もうかと思ったらカフェモカ。もうこうなるとカフェモカが出てくるとちょっとイラっとするようになってしまい、カフェモカ飲みたいなーって思ってお店に行ってカフェモカが出てきてもイラっとする←
このままでは僕は一生カフェモカしか飲めない。このままじゃ良くない!この際ハッキリ言おう!そう思ってお店に向かいました。
すると「ご注文どうぞ」と知らない店員さんが注文を受けようとしたら「あ、私かわりまーす」とか言い出してるのは例の店員さん。恋する乙女を傷つけたくはないのですが、しかしここは心を鬼にしてはっきり言います。
「今日は違うのがいいんだよね」
凍りつく彼女
「え、はい」
大人しく彼女は僕のエスプレッソの注文を受けました。席に着いた僕は「これで、良かったんだ」と苦みを噛み締めました。
すると例の店員さん、休憩かなんだか知りませんがエプロンを外し客席へ。
「元気、出して下さいね」
そういうとトレーに乗っていたケーキを僕の机に置き、去って行きました。
普段カフェモカなのに気分を変えてエスプレッソなんて飲んでるもんですからなんか辛い事でもあったのかと思われているようです。
ケーキは美味しかったけど、甘いカフェモカでも飲んで糖分取ってイライラを治めたいコーヒーブレイクとなりました。