ぼた餅とリオレウス | 大道芸人ぼくゆう
家の隣におばあちゃんと息子

といっても結構いい歳のおじさんの二人暮らしの家庭がありまして



そこのおばあちゃんの年金と息子の給料で暮らしてたんですけど、どうやらおじさんがケガか病気で働けなくなったらしく生活保護で生活してました。


十分に生活保護を受ける資格はあると思うんですけど、それでも二人は負い目を感じてたようで決して贅沢せずに細々と暮らしてました。



それどころか

毎朝、超早朝におばあちゃんが近所の掃除をしてるんですよ。


「わたしは働けないから、お国とみなさんへのせめてもの恩返しに。」って


そんなこと言いながら小さな背中を丸めながら一生懸命草を抜いたり吸い殻拾ったりしてるんです。

もうね、僕は涙を堪えながらおばあちゃんを見てましたね。ああ、税金払っててよかったなと。


ある日、ちょっと買い物した帰りにコンビニでモンハンのオマケのついたお菓子を集めていた僕はそのお菓子を買いに行ったらふとぼた餅が目に入ったのでぼた餅買ってそのおばあちゃんあげました。


「ありがとう、ありがとう。」

そうやってすごい喜んでくれました。

良いことしたなーって家に帰りコンビニ袋あげるとその中にはぼた餅が。


間違えてモンハンのお菓子の方をあげてしまったようで急いでぼた餅を届けに行きました。

仏壇に飾られていたリオレウス(希少種)なんとも圧巻でした。
{EC47367A-A412-4000-859F-4A7E022E2D3B:01}