今日はお休みだったので、本を1冊読み切った。

目があまり良くないせいもあるのか、家でじっくり読むには文庫本よりハードカバーが好きな私です。

出かける時は文庫本の方が扱いやすいのかもしれないけど、やっぱりハードカバーの方が読みやすくて好きだな。

 

 

 

◆概要

  • 森の奥深く囚われた盲目の王女、レイア。
  • 国の王である父からの優しく甘い愛と光に満ちた世界は、レイアが成長したある日終わりを迎える。そこで目にした驚愕の真実とは…。
  • 「レイア一」「囚われの身」「病院」「帰還」「十五歳、夏」「レイア二」「ムーンレイカー」の7章260ページで構成されている。

 

最初、どこの国の話か分からなかったけど、英国の王女様を想像していた。

読み進める中で、違和感もあったけど夢中になりページを進めることができ、後半になるにつれ驚きが何度もあった。

予想が出来た、予想していたところもあったけど、主人公にとっては「父」が「神」であり「光」だった。

「現実」に戻り、「父」と対面した時。憎んでいたはずなのに、まだ「神」や「光」としての思いも捨てきれない描写が痛々しかった。

改めて「父」と対面する中で、「光」だけでなく「闇」も併せ持っていたことを知り主人公はどう感じただろうか。

 

ラストは読者の想像に委ねるような感じだったけど、ただのミステリー小説でもなく、好みの一冊だった。

 

もし自分が9年もの長い年月を同じように育てられていたら…どう成長し、どんな考え方を持つ人間となっただろう?

 

 

日本文学を全く読まない友人へ、一万円選書の真似事をして贈るリスト用の本の一つ。

耽美な小説として有名らしい。

 

草の花 (新潮文庫) 草の花 (新潮文庫)
605円
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◆概要

  • サナトリウムで出会った友人、汐見茂思。彼は病状が悪くなっても表立って心を動かさず、精神が剛毅だった。
  • 汐見茂思は、純白の雪が地上をおおった冬の日に、自殺行為ともいえる手術を受けて帰らぬ人となった。
  • 手術前、託されたノートには彼の青春途上でめぐりあった藤木忍、その妹千枝子との恋が詳細に書かれていた。

 あらたまったような声で、君、と呼び掛けた。

「君、この僕の枕の下にね、ノオトが二冊入れてあるんだ。」

「ノオト?」

「二冊だぜ。いつも僕の書いていたノオトさ。それを、もし僕が死んだら君にあげる。」

「何だい、変なことを言うなよ。」

「ゆうべはまだ決心がつかなかった。君になら、分かってもらえるかもしれない。つまらなかったら焼き捨ててくれたまえ。僕は生涯に友達らしい友達を持たなかった。それに格別、人に読ませようと思って書いたものでもない。しかし君には、……まあいいや。とにかく、君になら読んでもらってもいいような気がして来た。但し、僕が死んだら、だよ。」

 

 

あれは自殺ではなかったろうか、——その疑問が執拗に私に取り憑いて離れなかった。

あの手術は、基督教の洗礼を受けた汐見が故意に自分を殺すための方便ではなkったかという疑問が、降りそそぐ日光と燦き反射する雪の白さとの中で、私の心を引き裂いていた。そして霊安室の凍りつくような畳の上で、ひっきりなしに地面を打つ雪解の音を耳にしながら、ひとり私は汐見茂思の二冊のノオトに読み耽った。

 

第一の手帳:汐見が愛した後輩男子、藤木忍について

第二の手帳:藤木の妹、千枝子との恋愛について  が、書かれていた。

 

 

 

最後に、汐見の最期を千枝子に知らせ、千枝子から長い返事が送られてくる。

孤独で不毛な愛。恋自体は成就為しえなかったとしても、汐見には「幸福」があったのではないか。

 

透き通った、透明感のある一冊。

少しした頃に何度か繰り返し読みたくなる、本だった。

 

随分ご無沙汰だ。

先月がまるごと抜けているなんてそんな馬鹿な、と思ったけど結構忙しくて本もあまり読んでいなかった気がする…

幸い体調はまずまず良好。今年は入院しなくて済みそうかな?なんて油断は禁物か。

 

今日は二冊紹介。記事は分けるけど。長くなる予感がするから照れ

 

まずは、「さざなみのよる」

図書館で借りた本。11/26までだと思ったら16日までだったらしく慌てて読んだ。それでももう過ぎてるんだけど。ゴメンナサイびっくり

 

さざなみのよる さざなみのよる
1,512円
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◆概要

  • 主人公、「小国ナスミ」享年43歳。癌の病に侵され亡くなってしまう。

  • ナスミの死は家族や友人、知人へと広がり、ナスミがどう生きてきたのか、人とどう関わってきたのか。

  • 人生とは、命とは。14章から成る、温もりを感じる話が集められている。

  • 特に気になった言い回し、台詞が下記。色んな章からの抜き出しだけど。

 

◆4章:夫、日出男

イメージの集積は炭酸水のようなもので、放っておくと泡だけが水中に抜けゆき、ただの水みたいになってしまうのではないか。日出男には、ナスミのあれこれが、そんな気の抜けたものになってゆくようで、はがゆい。

 

◆7章:ナスミを殺そうとした借金のある男の話

出会ったら別れの挨拶をする。それがこの世のルールです。私に会ったのなら、私はちゃんと「さようなら」を言い、次の人につなぐのが、人生というゲームの絶対に守らねばならないルールではないかと、そう思ったのです。

 

◆8章:東京での友達、加藤由香里

「お金にかえられないものを失ったんなら、お金にかえられないもので返すしかないじゃん。だからやるんだよ」

 

◆10章:知人の妹、愛子

「愛ちゃん、最初はね、物真似でも何でもいいんだよ。最終的に自分がなりたいものになれれば、それでいいんだよ」

 

◆11章:ナスミの好きだった「ホドコシ鉄拳」の作者、じゅおうこうりん

ナスミが「ホドコシ鉄拳」は自分にとっては地図みたいなもんだと言っていた。お姉ちゃんみたいな人は、道に迷うことなんかないから、そんなものはいらないかもしれないけれど、自分みたいにデタラメに生きてきた者には、どこに行くべきかを指し示す、ジュオウ先生の地図のようなのが必要なんだと言っていた。だけれど、今の自分は完全にストップしてしまっている。

「それは、ストップというより、目先のことしか見えていないんじゃないですか」「鷹子さんは、自分が歩いている歩道しか見えてないんですよ。怖がると、脳がそんなふうになってしまうんです」「失うことを怖がってるんじゃないですか」最終回のコピーを手にしたジュオウが「それ、鷹子さんの地図になればいいんですけど」

 

 

家族だけでなく、友人、知人とナスミとどういう関係性なのか、ナスミの死によって彼らにどういう影響をもたらしたのかが分かりやすく温かく描かれていた。

ナスミの人柄がげらげら笑う、明るい人ということだけどどうにも私にはそのイメージが最初結びつかなくてちぐはぐしたものになっていたけど、なるほど読みやすいのは確かにそうだった。

 

日出男の再婚相手や、その子供の話まで出てきたのは驚いたけど。

これだけ色々な人に自分の死の影響を与えられるってすごいなと思った。

 

自分が死んだらと想像してみたけど、そんなに影響しなさそうだなと思うと今までの人生に悔いが出てくるかな。最終的に自分がなりたいものがまだ具体的に浮かばないけど、後悔のない人生にせねば。気負いすぎず。

 

でも、折角生まれたのだから。

折角、産んでくれたのだから。

 

表紙の感じから少し前に読んだ『ガラスの城壁』と似た内容かと勝手に予測していた。

結果、全然違ったわけだけど…

もう少し、タイトルや表紙から内容を推測してみれば良かったかな、って思う。

中身を見る前に、こんな話なのかなって想像を膨らませるのも楽しみの一つだと思うから。

 

線は、僕を描く 線は、僕を描く
1,620円
Amazon

 

◆概要

  • 主人公は、法学部に通う大学一年生の青山霜介(そうすけ)。
  • 両親を事故で亡くし、独りになってしまった。
  • ある時、大学の友人に誘われたアルバイトは水墨画の展示会の設営だった。
  • そのアルバイト先で水墨画の世界で有名な「篠田湖山(こざん)」に出会う。
  • 湖山は霜介が慧眼である事を見抜き弟子にするという。
  • 湖山の弟子には孫娘の「千映(ちあき)」の他、「西濱」「齋藤」がいた。
  • 千映は湖山が霜介を弟子にすることを知り、嫉妬。一年後にある展覧会でどちらが大賞を取るか賭ける事になる。
  • 両親の事故以来、生きる希望などを失った霜介が「水墨画」を通し生きる光を獲得していく。

話は、第四章からなる、全部で317ページ。

全体的に落ち着いた音が流れるようなイメージで話が進む。

水墨画は全く分からないけど、湖山が初心者の霜介に教える画題や千映が描く花の描写を見て、水墨画を見たくなった。

全く馴染みのない世界なのに、居心地の良さを感じる不思議な作品。

淡々としていながら、登場人物の心情の変化なども感じ取れて良かった。

 

 

「現象とは、外側にしかないものなのか?心の内側に宇宙はないのか?」

「自分の心の内側を見ろ」

それを外の世界へと、外の現象へと、外の宇宙へと繋ぐ術が水墨画なのだ。

 

湖山先生の台詞が印象的だった。

 

本屋さんを巡るのは好き。
流行り物はよく分からないけど、興味があってランキングの棚も見ちゃう。
そんな中にあった1冊で、図書館ですぐに予約しました。
 

短編集で9作品が収録されています。

どの作品も、家族の「軋み」を鋭く捉えた作品。

  • 夫の骨
  • 朽ちない花
  • 柔らかな背
  • ひずんだ鏡
  • 絵馬の赦し
  • 虚ろな檻
  • 鼠の家
  • ダムの底
  • かけがえのないあなた

9作品は短いながらどれも予想を裏切る結末になっています。

ジャンルはミステリーなのかホラーなのか?そんなに濃くはないですが、曖昧さが逆に怖い。

「軋み」を垣間見ることで、爽快さはないです。

また、「家族」がテーマなだけに心苦しくなり、3話目あたりでギブアップしそうになりながら全部読みました。

9作品の中で印象に残っているのは、『絵馬の赦し』と、『鼠の家』。

この中ではまだ救いが見えるというか、深い愛情が目に見えた作品でした。

 

 

 

 

人を相手にする仕事なので、話し方の勉強に借りた本。

本屋さんでぱらっと見た時、自分に必要そうな事が書かれてて買うべきか迷った本。

 

◆概要

  • 「家庭・友人編」「飲み会・デート編」「職場・ビジネス編」に分かれて、話し方のコツが44書かれている。

  • 話し方一つで信頼されたり評価が上がり、全然印象が違う人になる。

  • なるほど!と思ったのは、

   損:自虐と見せかけて自慢をする

   得:「ほめて!」と言ってから素直に自慢する

 

   確かに「こんなことがあったんだよ!頑張ったでしょ、ほめて!」というと、たいてい相手は褒めてくれるので、

   へたに遠回りをしなくてもいいなって感じるけど相手による気がして出来ていないことが大半かな。

 

   損:ほめられて「そんなことないですよ」と否定する

   得:ほめられたことをきっかけに会話を広げる

 

      仕事でほめられたとき、自信のなさから「そうですか?そんなことないと思う」ってよく言っちゃう。

   笑って、頑張ってますとか、会話を広げるようにできたらいいな。

 

   損:「また誘ってください」と言う

   得:「次は私がお誘いします」と言う

 

   確かに、ずっと人に誘わせるのってどうかなって思う。

   婚活のとき、相手側が誘ってくれなくていつも自分から誘うとそれだけで疲れちゃって冷めたりしちゃうし、友人関係もそうだよね。

 

   損:「本当の自分」をわかってもらおうとする

   得:その場に合った「キャラ」を演じる

 

   仕事では、患者さんに合わせて「先生」「明るい人」「孫キャラ」などキャラを使い分けてるつもり。

   偉い先生に褒められた時には誇らしかった照れ

 

   損:自分だけの手柄のように自慢する

   得:まわりへの感謝をふだんから口にする

 

   仕事とかで、「大変だね」って言われることが多い最近。

   でも、〇〇さんのおかげでスムーズにできてます、とかそういうのをすぐに言える人になりたいな~と最近意識してる。

 

   損:問題点ばかり指摘する

   得:いいところを指摘する

 

挙げてみると意外に『普通』のこともあるけど、実際に思うとなかなかできていなかったりする。

この本では、「家庭・友人編」に挙げられてた・・

 

   損:相手の話をきっかけに自分の話をはじめる

   得:相手が話し始めたら「聞き役」に徹する

 

   損:「要するに〇〇でしょ」と相手の話を要約する

   得:「そうなんだ」「大変でしたね」と共感しながら話を最後まで聞く

 

   損:相手の悩みを「よくあることだよ」で片づける

   得:へたにアドバイスをしないで、相手の悩みを「一緒に考えよう」と共有する

 

とかは、仕事で使ってるからできてると思うけど、むしろ実生活の方が出来ていないんだろうなって思う。

仕事はプロ意識を持たないとって目線でやるけど、友人関係だと自分の話を聞いて欲しい、が先に来ちゃうんだろうな。

 

あと、表情。何にしても笑顔が大事。あと、ハキハキした声。

それが難しい・・・。とっさに声が出なかったりして、会釈にしちゃったり上がり症なんだろうけど。。

 

今になって、仕事はそこそこ出来ている気がするけど、友人関係をもっと大事にしておくべきだったと反省してる。

中学・高校・大学とあまり積極的に話す方でもなかったし、今つながってる人ってほとんどいなくて。

これからできるかな?学校はないけど、趣味とか活動を広げて友人を増やしたいな。

自己肯定感とかも関係してきそうだけど…。

 

 

話がだいぶズレちゃったショボーン

 

この本は、損:得:だけのポイントよりもその中身でなるほどって思う点が多かったので、

今度本屋へ行ったときには購入して手元においておきたいなって思う。

 

 

 

図書館で借りた本が消費しきれない…!!

台風の被害やらで今週初めから忙しかったなぁ…ショボーン

 

今日は、自分のメモのため眠れるようになる方法が書かれた本の記録を。

 

 

◆概要

  • 3つのステップ「ぐっすりストレッチ」で誰でも簡単にぐっすり眠れるようになる。
  • 「ぐっすりストレッチ」について

    ①1分間 首もみストレッチ

      1)シャワーを首の後ろにあて首の筋肉と血管を温める

      2)親指以外の指を組み、首の横のくぼみを親指で軽くつまみ手を上下にゆっくりと動かす

      *あくまで優しく動かす。のぼせや立ちくらみがある場合は中止。

 

    ②1分間 腕まわしストレッチ

      1)腕を曲げ、脇を開いてひじを上にあげる

      2)腕をそのまま後ろに向かって大きくゆっくりぐるりとまわす(肩甲骨を寄せる)

      3)ひじが体の前にきたら手を組み、前方に腕を伸ばす

      4)そのまま頭の上までもってきてぐっと伸ばす。2秒間くらい伸ばしたままキープ。

      5)1~4の流れを1分間に、5~6回ゆっくり繰り返す。

      *寝る準備を整え、部屋の明かりを消してから行うのがポイント。

      *肩甲骨、腕には深部体温を挙げてくれる褐色脂肪細胞が多く存在する。

 

    ③1分間 足首曲げ深呼吸

      1)3秒くらいかけて鼻からゆっくり息を吸い、同時に足首を体側にぐっと曲げる

      2)口をすぼめ、3~5秒くらいかけてゆっくり息を吐き切り、足首を元の位置まで戻す

      3)1~2を1分間続ける。べっどやふとんに横になって、寝る寸前に行う。

      *必ず鼻から吸って口からゆっくり吐き出す。

  • ぐっすりストレッチは睡眠のメカニズムに則った方法。「深部体温」と「自律神経」を整えることに繋がる。
  • 最低でも毎日6時間、可能であれば6.5~7.5時間は眠るように努力する。
  • 目覚ましはスマホのアラームを使わない→スマホディスプレイのブルーライトが睡眠の質を下げてしまうから。=眠る前にスマホに触るのは良くない。
  • 目の疲れを取ればぐっすり眠れる→蒸しタオルで目をリフレッシュ

 

 

などなど、良い睡眠をとるためのコツがたくさん書かれています。

睡眠の時間は最近は5~6時間が中心だけど昨夜は帰宅してすぐうたたねをしてしまい夜は3時間弱の睡眠に。

睡眠を分散することで質が下がってしまうのは勿体ないと思いつつガマンできず寝てしまうショボーン

本当は帰宅したらすぐお風呂に入って食事、少ししてから入眠がいいんだろうけども。。

 

私自身愛用しているのは「めぐリズム」

 

 

蒸しタオルも十分お手軽なんでしょうけども、少しお高くてもコレがよく眠れるのでドラッグストアやメルカリでよく購入しています。目を温められるだけでなく、色々な香りがついています。勿論、無香料もあるけど私は圧倒的にラベンダーがポイント。

でも他の香りも色々あるからお試しでメルカリを使ってます。あと、期間限定のものは自分の地区では売っていないものが多く…。今自宅で使っているのは、「ヨーロピアンブーケ」と「ボタニカルブーケ」。今注文中なのは、「ゼラニウム」「ユーカリハーブ」など。

 

あとは、ラベンダーの精油をアロマ石にたらして枕元に置くのも私的にはとっても有効。

 

こうして自分なりの眠れる方法が分かっていれば良いんだと思う。

あとは、冷え性もあるので、ぐっすりストレッチは是非実践してみようと思う照れ

続けて投稿~

昨日読んだ本のご紹介照れ調べたらシリーズものだったらしく驚き~

 

 

◆概要

  • 絵画に隠された謎に迫る美術ミステリー
  • 生死や感情を象徴とするモチーフを絵画にして、それを見た者の無意識下に働きかける技法、図像(イコン)
  • 英国で図像学を学んだ千景が主人公
  • 千景は画廊を経営する祖父の死をきっかけに帰国するが、盗まれた絵画の鑑定を依頼される
  • 盗まれた絵画には図像が使われており、見た者を不幸にする呪いがかけられている
  • 幼馴染の透磨とともに、絵画に隠された真実に迫る

 

私が読んだのは、多分シリーズ最初の「盗まれた絵と謎を読む少女」

もう何年も前に購入したのを忘れてて、昨日やっと読んだ一冊。

調べてみると、シリーズ作は本作を入れて5冊あった。

サブタイトルとして気になるのは、2冊目の「贋作師とまぼろしの絵」かな。

 

表紙の絵がラノベみたいな感じだったので、軽いミステリーかと思っていたけど割と図像の説明とかが本格的だった。

恋愛はうーんって感じだったけど、美術的な説明などは読みごたえがあったかなと思います。

個人的にはどのキャラクターにも感情移入が出来ず、どうせなら警察官として登場した京一が実は

絵を盗んだ一味だったとかだったらキャラが立っただろうに、わき役もいまいち惜しい感じでしたチュー

 

 

友人と一万円選書の真似をしてみようという話になり、

昨日までに今まで読んだ本ベスト10を考えていた。

色々本を読んだつもりになってたけど(まだまだ足りないけど!)改めて選ぶっていうととっても難しい。

本家の一万円選書はカルテ作成の中に本ベスト20がある。

私たちも最初は20にしてたんだけど、なかなか難しくて急遽10にした。

 

他にも、自分たち独自の質問集を作りカルテ作成とした。

こえから2か月間の間に選書して、11月にリストを見せ合う予定。

なんとかクリスマスに間に合わせたい感じ…!お願いお願い

値段だけは本家にならって一万円ウインク社会人万歳!

 

一万円選書を知ったのはずいぶん前だけど実際申し込んだことはなくて。。

調べたら、テレビとかで放送された影響で人気が爆発してるそう。

抽選になったけど応募数、去年は7000とかだったらしいからまず当たらないだろうけど今年は初めて応募してみようかな照れ

 

本家さんのような人生経験も読書知識もないのに本家の真似をするなんて、なんて無謀なんだ!

って気はするけど、自分たちなりのカルテ作成も選書も楽しんでやれたらって思う。

一年に一回は難しそうだけど、五年に一回だったら本ベスト10変わりそうだからまたいつかやれるといいな。

ネット上で知り合った友人だから、五年後どうなるかは全くわからないけど…長く続く縁だといいなラブラブおねがい

 

 

読了したばかりで頭の整理があまり追いついていないけど、感想をウインク

ネタバレを含みますのでご注意をキョロキョロ

 

ガラスの城壁 ガラスの城壁
1,200円
Amazon

 

◆あらすじ

  • 中学二年生の悠馬(ゆうま)の物語
  • 父親があるインターネットに関係した事件で逮捕された。後に冤罪だと判明したが捜査で疲弊し父親は自殺してしまう。
  • 父親が逮捕された事からクラスメイトにいじめを受け始める。
  • いじめを受ける悠馬は【キャッスル】というゲームの世界に逃げ込むようになっていた。
  • そんな悠馬の唯一の理解者が、転校生の暁斗(あきと)だった。
  • 暁斗から「お父さんの事件の真犯人を捕まえよう」と持ち掛けられ、二人は事件を調べ始める。
  • ところが、悠馬たちを謎の男たちが追い続ける。
  • そこへ、いじめにより亡くなった息子を持つ父親であり刑事である陣内や母親が若年性認知症になったことで周囲からいじめられるようになった涼音(すずね)も悠馬の力になりたいと力を合わせていく。
  • 悠馬は真相にたどり着くことができるのか!?

◆感想

途中まで、それぞれの関係性やはっきりしない謎の男たちの存在が何だがよくわからず、もしかしてそういう病気かなって思ってしまいながら読み進めていた。

結果的に、外れではなかったのは少し肩透かし感があったけど、タイトルが「ガラスの城壁」で、表紙のイラストがスノードームを手に持って俯いて机に座る少年だったので、読まなくてもある意味推測できたのかなぁなんて今だからこそ都合の良いことを言える気もしてびっくり

 

いじめをテーマにした作品は数多くあるけど、これも現代社会の問題を反映したような本に感じた。

誰が味方で誰が敵か、どれが現実でどれが幻想か入り混じる展開は読み手の頭の整理も少し必要な感じだった。

 

ほとんど全て、主人公の悠馬の視点から物語が進むため、中学生らしい思考や呟きを基にしたと思われる文面が続き若干ラノベみたいな印象を持った。とりあえず、読みやすいは読みやすいです。

事件の真相にたどり着くのが、331ページから。353ページの中でだから、ちょっと…うーん、ここまで引っ張った割には感が強かったけど、そもそもそこに焦点を置いていない本なんだろうなぁキョロキョロ

 

幻想を指摘された悠馬が崩れ落ちてから立ち直るまでの速さもちょっと読者としては置いてけぼり感があった。

勿論、完全に立ち直ったわけではないけど、悠馬の元来からある「強さ」を受け入れるのが複雑な心境。

 

 

デジタル化してきて、最近のいじめの形態が目に見えて分かる暴力からもっと陰湿な分かりづらいものに変わったような追加されたような。

私は直接いじめをする方になったことはないけど、いじめを見て見ぬふりをしたことはある。

自分がいじめられていたこともあったはずだけど、今あまり記憶にないから死ぬとかそういう程のものではなかったんだろうな。

いじめの問題は難しいショボーンショボーン

 

本の紹介を見て、ミステリーと思っていたけどなんだか違う感情が心にある感じですショボーン

 

 

 

黒猫しっぽ黒猫からだ黒猫からだ黒猫からだ黒猫あたま

 

 

そんな私は数日前から腹痛をこじらせていて、今も食事がほとんどとれず…病院に行くべきかもわからず行ってませんガーン

熱がない時は休むのも病院に行くのもあまり意味がない気がして。。

体重も2kg落ち…筋トレしても痩せないのに体調不良の時にはガクンと落ちるこの微妙な感じえー

 

一体どれが風邪で、どれが夏の疲れで、どれがシェーグレン症候群によるものなのか全くわかりませんびっくり

早く治るといいなぁ~。