決して「オサレ」という訳でもなく、たいして「ブランド」にこだわらないテープです。
ただ、TPOに合わせた服装というのには気を使っているつもりであり、ビジネスシーンではスーツや着崩してもビジネスカジュアル。
日常生活でも、
外出する際のシチュエーションに合っているのか?
(アクティブに動くのか? デートやショッピングなどか?)
また、だれと会うのか?
失礼にならないか?
どんな状況でどういったところで行動するのか?
リゾート地では純粋にリゾート目的なのか?
海に行くのか?
山に行くのか?
パーティーのような催しなのか?
そういった状況に合わせてチョイスする服装は変えているつもりです。
とはいえ、何もない時はタイでは年中シャツに短パン、サンダルとだらけており、日本でもジャージ、スェット大好き人間です。
さて、夕方には目を覚まし出発の準備。
待ち合わせはバンコク、アソークのターミナル21の入り口。
皆さんご存じの通り、ここはバンコクのショッピング街や繁華街なども有る中心地。
海外からの観光客や在住者、バンコクに住んでいるタイ人など一同に集まる賑やかな場所。
しかも、BTS(電車)とMRT(地下鉄)の交差するジョイントステーションでもあり、かなりの人込みである。
故に、殆どの方がそれなりの服装で闊歩している。
時々、お土産屋にある象さん柄のシルク系上下や、シャツ、短パン、サンダルの外国人(主に中国人、韓国人はつばが水平なHIP-HOP系の帽子姿も多い)なども見かけるが、それはそれで観光客らしい部分でもあるが・・・
今日の夕食の約束は、とあるタイ人女性。
当然、それなりの服装で来るのだろう。
私も、先ほどまでいたパタヤのビーチリゾートとは違い、ショートパンツやサンダルなどでは浮いてしまうので、普通の街中スタイルで待ち合わせ場所に向かう。
私の方が先に到着したので、入り口で待機。
するとお相手もタイ人にしては珍しく時間通りに到着。
挨拶を済ませようと近づいた瞬間、かなりの違和感。
(うっ! なんだこの違和感は・・・)
お相手の年齢は30オーバー。
(これは承知済みで問題無し)
しかし、パーマな茶髪が上品に見えないブリーチ具合。
トドメに、
ピンクに青色などのラメのようなものが入ったワンピースで、肩から胸にかけてメイドさんのようなひらひらが付いている。
まさにこれに青色のラメが入った感じ。
写真の白い部分もピンク青ラメ。
ネットより借用 SHEINだったかな。
そして、胸元が異様に開いて谷間が強調されている。
コスプレに失敗した、変に色気を強調した中年のよう・・・
これは・・・ ファッションモンスター?
ネットより拝借
場所が場所なだけに、かなり恥ずかしい・・・
通行人、特に日本人らしい人もチラチラ見かけている。ような気がする・・・
本人は気にしてない様子で満面の笑み。
タイによく来られる殿方ならご理解いただけると思う。
時々、びっくりするぐらいのファッションセンスをお持ちのタイレディーがいる事を。
タイでは普通なのかもしれず、タイ人が多いローカルな場所ならOKかもしれませんが、ここはアソークのど真ん中。
オサレなタイ人もたくさんいるターミナル21。
加えて、外国人、特に日本人も多い場所。
駐在奥様などもよく見かけるエリア。
明らかに夜の商売と分かる服装レディを連れて歩くのもかなりの抵抗があるが、こういったタイ人特有の外しの個性的なオサレもかなり恥ずかしい。
しかし、人間に大事なものはその中身。
偏見はよくありません。
気にしないように心を静めます。
何が食べたいかと聞いたら、何でもよいと回答。
ならば、この服装によく似合う「MKレストラン」にしようかと思ったが、それは嫌だと却下される。
(決して馬鹿にはしていない、MKなら庶民的なタイ人も多く、あまり目立たないだろうと判断しただけ)
さて、どうする?
おっ、あそこのタイ料理屋さんは比較的お客さんも少ない。
ここにしよう。
運よく、奥に入り込んだ場所も空いているし、近くもタイ人らしいお客様。
ひと先ず着席しオーダーを済ませほっとするもつかの間。
なんと!
日本人観光客のおじ様たちが大声でしゃべりながら入店。
しかも続けての別組で2組来店、我々の左右それぞれに配置される。
すると極めつけに、日本人の奥様方が後ろの席に着席。
四方八方から日本語が聞こえてくる。
まさに四面楚歌
幸いなことにおじ様たちはタイ語も英語もダメな様子。
こうなれば早く食べながら、会話は全てタイ語で頑張ろう!
そうすれば、タイ人とお店に同化して目立たなくなるに違いない。
する事と言えば写真を撮るぐらい。
なるべく目立たないように小声で話しするも、おじ様たちのスケベ根性も半端ない。
ゴルフの話をしながらもチラチラ彼女の胸をチラ見している始末。
(くそぉ~ こっちを見るんじゃねぇ! こっちを気にするんじゃねぇ!)
最悪は、旅の恥は掻き捨ての逆バージョンの精神で乗り切ろう。
(隣の日本人たちは観光客。二度と会うことも無いだろう)
(どうか、在住の知り合い、特に取引先やお客様に合わないように!)
祈りが通じ、
何とか乗り切ることが出来て一安心。
勘定を済ませ逃げるようにその場を立ち去る。
セクシャルバイオレンスとはこの事か?
しかし、彼女の気持ちも不快にさせず、何とか楽しい食事を済ませ夕食会は無事に終了。
いつもなら逆のパターンで、
観光客の日本人オジ様が夜の商売のレディを引き連れて高級デパートなどで手をつないで歩いている風景を、
駐在の奥様達が冷めた視線で見ている場面を私が見てあざ笑っていたが、まさか自分が見られる立場になろうとは・・・
このファッション問題。
日本人が考えているスタイルも外国人から見たら異様なファッションなのかもしれませんが、
それが個性で済むのか?
それとも異常なのか?
個性と異常。
線引きが難しい問題ですね・・・
そんな〆となりました。
さて、
バンコク~パタヤ~バンコク 滞在記はひとまず終了。
振り返ると、なかなか濃い週末でした。
翌日からはフィリピン行き。
またもや英気を養うため、帰宅して眠ります。 Zzz・・・
パタヤ滞在記 終わり