マミとダディは、りーちゃんの親になってもうすぐ14年。しかしいまだに親でもよくわからない謎が、りーちゃんにはある。


週末のある日、マミは出かけていてダディと二人きりだったりーちゃん。朝ごはんの後、遊ぶ定位置でもあるダイニングテーブルの脇に座り、ちゃぶ台のようなテーブルの前で、ペンをピロピロさせたり「おぎんぎょう」で遊ぶなりしていた。


ランチはダディが作り、声をかけると割と素直にダイニングテーブルの椅子に座って、しっかり食べたりーちゃん。食べ終わるとまた定位置に戻り、遊んでいた。


ダディも家事や仕事などやることがあるので、ずっと観察していたわけではないのだが、りーちゃん、全く移動せずに、同じ場所で遊び続けているのである。おそらく夕飯の時間まで、合計8時間以上、同じ場所に座って遊んでいるのだ。


この定位置のどこにそんな魅力があるのだろうか…。正直なところ、そこでおもちゃを広げられると、狭い我が家の通行に支障があるのだが、りーちゃんはどうしてもこの定位置にこだわるので、両親は諦めている。


さらに驚くのは、この日の朝にトイレに行ったきり、「小」をしていないのである。トイレに行かないのはもちろん、オムツにもしていない。大人だったらそんなに長時間トイレに行かないことは、まずないだろう。


さらに別な日に至っては、定位置であぐらをかき、ちゃぶ台に突っ伏して昼寝をしていた。股関節など体が柔らかいのもあると思うが、マミもダディもそんな姿勢で昼寝なんて、とても無理である。


りーちゃん、なかなか謎だらけですな。そしてこの定位置は、いつまでりーちゃんの定位置であり続けるのだろうか。