前回のブログで、りーちゃんが側溝の蓋の上を歩いて「ポコポコ」と音がするのを楽しんでいる、というお話を書かせていただいた。
実は、りーちゃんが「ポコポコ」を好きなのは、理由がある。
それはまだりーちゃんが未就学児だった頃、今ほどはオンラインの動画環境が整っておらず、りーちゃんはしょっちゅうDVDを見ていた。お兄ちゃんのお下がりが大半で、それゆえにジュラシックシリーズなどをよく見るようになり、今もりーちゃんは恐竜好きだ。
他方、子供向けのアニメも取り揃えており、日本が誇る有名なアニメスタジオの、象徴的な作品たちもりーちゃんはよく見ていた。子供にしか見えないらしい、大小いつくかのモフモフのオバケ(?)が登場するあのアニメも、もちろん好きで今に至る。
その作品中に、大小のオバケが夜中に、主人公の子供達が種を植えた畑の前で、傘を持って「うーーー、わっ!」と言いながら、下から上に持ち上げる仕草をするシーンがある。すると植物が芽を出し始め、その仕草を続けるとどんどん成長して大木になるのである。
この芽を出し始めるシーンに、「ポコポコ」という効果音がついている。最初は少ないのだが、2回目の仕草でさらにたくさんの芽が出て、「ポコポコポコポコ」とたくさんの音が入る。
りーちゃんは当時、これをダディにやってもらうのが痛くお気に入りだった。夜寝る前、ダディが「うー、わっ!」と言って、「ポコポコ」と言いながらりーちゃんの背中をくすぐると、りーちゃんはケラケラと笑って喜んでいた。
小学生になってからもしばらくは喜んでいたが、いつしかやらなくなっていた。しかし側溝の音でまた思い出したようだ。最近は再び寝る前に「ポコポコ」とくすぐるようになり、りーちゃんはケラケラと笑っている。
この側溝の音のおかげで、りーちゃんは朝の通学路で、以前よりもスムースに歩くようになったと思う。何がきっかけになるか、わからないものですなぁ。