朝は何かと忙しくてトラブルの宝庫で、トラブルばかり書いているこのブログにおいて、このタイトルで書いたことがなかったのは意外である。


その朝、りーちゃんは何やら遊びに夢中で、なかなか朝ごはんを食べようとしなかった。すでにお兄ちゃんは早々に食べ終わり、マミとダディが食べ始めていたのだが、りーちゃんはなかなかテーブルにやって来ない。


「じゃあ、もうラップしとくね」と親達が声をかける。これはすなわち、ご飯を片付けてしまうよというの意味なのだが、それでも動かないこの日のりーちゃん。食べたい時はこの声かけで動くことも多いのだが…。


そこでダディが、「じゃあ、りーちゃんの分はダディがもらうね、食べちゃうね」と言ってみた。すると「あーもう、たべたいたべた〜い〜」とようやく反応したりーちゃん。これでなんとか食べてくれそうだ。


ここでいつも意地悪なダディは、りーちゃんをからかいたくなった。自分の椅子に座ろうと動き始めたりーちゃんに、「あぁ〜、りーちゃんの食べちゃったぁ!ごめんね〜」と下手な芝居を打つ。


するとりーちゃん、もの凄く悲しそうな顔をして、その場に立ちすくむではないか。それを見て慌てるダディ。「ウソウソ、ごめんごめん、食べてないよ」と言われて、テーブルを見てちゃんとご飯があることに安堵したりーちゃんである。もちろんその後しっかり完食した。


それにしてもりーちゃんは切り替えが苦手で、特に遊んでいる時はなかなか次の行動に移ることができない。先日の支援学校での面談でも、その話が出たところである。少しずつ出来るようになってますよ、とのことではあるが…。


ある程度は仕方ない気もするけれど、これからもあの手この手で促すしかないのかねぇ。