直近3回のブログのうち2回でトイレの話題を書く、りーちゃんの親。こんな話題ばかりで申し訳ございませぬ。


ただ、以前にも言及したので繰り返しになってしまうが、障害児にとってトイレは大変重要な問題なのだ。と言うのも、大多数の障害児は高校卒業後に就職することになるところ、障害者の就職(作業所など)にはたいてい「トイレが自分でできること」が条件になっているからだ。


りーちゃんは、「小」はほとんどトイレでできるようになったものの、「大」はトイレでできたためしがない。したがって高校卒業後の就職は、少なくとも現時点では絶望的なのである。親達は、「あとは「大」さえなんとかなれば…」との思いを日々強くしている。


というわけでりーちゃんの「大」に強い関心を向けるりーちゃんの両親。2回前のブログでは、自身の「兆し」を感じたりーちゃんが、わざわざ普通のパンツからオムツに履き替えて、オムツに「大」をする様子をお伝えした。


その時は「だったらトイレですれば良いのに…」と落胆気味だった親達。だが、この行動はその後の大成功の布石だったのだと、あとで知ることになる。


その日、りーちゃんはマミとお風呂に入っていた。途中で「とーいれ いく」と言ってトイレへ。ここまではよくあることで、いつもはここで「小」をしてお風呂に帰ってくる。


ところがである。マミがあとで確認すると、なんとトイレに「大」をした形跡があったのだ。ほかに家の中には誰もおらず、全裸のりーちゃんがトイレに行ったので、オムツなどに残っていたものが落とされた可能性もない。なんとなんと、りーちゃん、記念すべき生涯初の「大」成功だったのである。


これにはマミも大いに喜び、りーちゃんを称賛しまくった。そして帰りが遅くて翌朝話を聞いたダディも、りーちゃんを褒めちぎったのであった。


「将来はどんなお仕事かねぇ。やっぱりかわいくて笑顔が素敵だから(←毎度毎度の親バカ夫婦で恐縮です)、お客さんに対応するお仕事かなぁ」などと気が早い両親である。


このままトントン拍子でできるようになるとも思えないが、まずは第一歩を踏み出したりーちゃん。ここからゆっくりで構わないので、できるようになってほしいものですなぁ。