昨年の10月以来、今年の2月を除いてほぼ毎月、このタイトルで書かせていただいている。りーちゃんの食へのこだわりは、それはそれは強い。

 

夕食の後にアイスを食べることが通例になっている我が家。しかしりーちゃんは食べたいときに食べるので、デイサービスからの帰宅後すぐに食べている時もある。さらには、アイスを出してきて食べるのかと思いきや、ほとんど食べない、ということもある。ほとんど食べないときはもったいないなぁ、と思うし、りーちゃんにも言って聞かせるのだが、なかなか直らない。

 

この日は夕食後にアイスを取り出していたが、半分くらい食べたところで、なぜか冷凍庫ではなく冷蔵庫にしまうりーちゃん。「そこだと溶けちゃうよ」と言ってきかせるのだが、どうしても冷蔵庫にしまいたいらしい。その一方で、それとは異なるアイスをもう一本出して食べている。「アイスは一日一本だよ。お腹痛い痛いになるよ」といつも言うのだが、なかなか理解してくれない。時には3本目を食べようとするときもあるが、そういう時はさすがに親たちが実力行使で止める。

 

そんなわけでこの日は、お兄ちゃんがアイスを食べようとしたときには、もうストックが残っていなかった。りーちゃんがアイスを残してしまって、まあまあもったいないことになることもしばしばあるので、我が家ではあまり高級なアイスを買わない。

 

話は変わって、先日、ダディが某外資系スーパーで買い物をしてきたときのこと。なんでも大容量かつ比較的割安なことで知られているこのスーパー。いつもバナナを買ってくるのだが、やはり10本くらいになるので、購入後2~3日は、家族4人でせっせと朝ごはんにいただくのである。

 

しかしりーちゃん、この日の夕食後にバナナの存在が気になった。どうしても食べたくて、1本1本外していく。ただ、まだ皮が固めなので、なかなかうまくむけない。「うううぅ~」と唸り声をあげるりーちゃん。それでは半分に切って食べやすくしてあげようということになり、お兄ちゃんが切ってくれるということで、包丁を取りにキッチンへ。優しいお兄ちゃんである。

 

しかしりーちゃん、すぐに食べたいのでお兄ちゃんを待っていられない。そしてなんと、「ふんっ!」と言ってバナナを素手で真っ二つに折ってしまった。なかなかの力技である。これには家族一同、大爆笑であった。

 

りーちゃんは食欲旺盛だし、食へのこだわりも強いので、時々面白いことをしてくれる。ちょっと困ることをすることもあるけど、りーちゃんの存在のおかげで、家族全員癒されているのです。