夏休み明けの登校はなかなか歩みが進まなかったり、ばあばに預けられた後の夕飯では不満タラタラだったり、何かと気分が乗らないことが多い、最近のりーちゃん。週末を挟んだ月曜の登校も、やっぱり気分が乗らないようだった。
マンションの外まで出て、1学年上のお兄ちゃんに合流したまでは良かったりーちゃん。しかしそのあとは、夏休み明けの登校初日とほぼ同じ展開である。「ああああ」「うううう」を連発し、「学校やめる?」と聞かれても答えず、10mも歩かないうちにまた、「おおおお」と言う。
そもそも朝のお支度の時からそんな感じで、「じゃあ、学校やめとく?」と聞かれると、「あー、いっとく」とは答えていた。それでもなかなか前向きな感じにならない。この日から給食が始まるので、「給食だねぇ。今日は何かな」「あら、ポークカレーだって。いいねぇ」などと気分を盛り上げようとするマミとダディだったが、りーちゃんをノリノリにさせるには至らなかった。
考えてみれば一般の子どもはもちろん、大人だって、長期休みのあとの通学・出勤はおっくうだし、週末を挟んだだけでも月曜は何かと憂鬱な気分になる。りーちゃんがそうならないはずもなく、無理もないなぁと思う。
そう考えると、夏休み中のデイサービスのプールは威力抜群だった。りーちゃんが朝の支度を渋っていても、「プールやめとくの?」と聞かれると、即座に「あー、はいっとく、はいっとく」と答え、支度をし始めるのだ。プールに変わる何か、モティベーションアゲアゲの要素はないだろうか、と思うが、ないでしょうなぁ。
そもそもまだまだ暑いし、ある程度の距離を歩くのはそれだけでもしんどいこの季節。りーちゃんもそういうところは普通の子どもなんだなぁと、当たり前のことを再確認する両親である。
そうそう、そう言えば、週末のダディと二人きりの夕食でグズグズ言っていたりーちゃんだが、そのあとはダディと思う存分ジャレジャレして、ストレスを解消(?)したようだ。通学などを頑張った後は何か良いことがある、ということも実感させてあげれば、様々なことに頑張れるのかもしれない。
これも考えてみれば、当たり前のことですな…。困ったときは原点、ですなぁ。