りーちゃんと一緒に我が家で食べる夕食は、なかなか完璧にはいかない。


家で作る時は、作り手がマミでもダディでも、だいたい同じようなパターンになる。メイン1〜2種類にサラダ、味噌汁、となることが多い。ここに、りーちゃんに納豆や味付け海苔などが追加される。親たちはキムチなどを追加することがある。


ご飯をよそって、りーちゃんにはフォーク、スプーン、レンゲ(味噌汁用)を用意し、そのほかの人たちにはお箸なりスプーンとフォークなりを人数分出して、ドレッシングも出して、準備はOK、さあ食べよう、となったときに、りーちゃんのうめき声が聞こえるのである。


「どうしたの?何が欲しいの?」と尋ねてもなかなか明確に答えず、「◯✖️※✖️♯〜」などと聞き取れない言葉を発するりーちゃん。何度か尋ねられてようやく、「ど〜ら〜え〜も〜ん〜」などと答える。


ドラえもん、と言っているのだが、これは「ドラえもん箸」を意味する。りーちゃんは納豆を混ぜるのにこの「ドラえもん箸」しか使わず、「ドラえもん箸」の使い道は何かを混ぜる時だけなのだ。これらの事情はかつてのブログでも書かせていただいた。


マミもダディも、ご飯の支度でバタバタしていると、りーちゃんに納豆を出してあげても、「ドラえもん箸」を忘れてしまうことがしばしばある。そんな時、りーちゃんはうめき声を発するのである。


というわけで、なかなか完璧にできないご飯の支度。それにしてもりーちゃんは、いつまでこの「ドラえもん箸」を使うのでしょうねぇ。