おそらく去年7月以来と思われるこのタイトル。書いてる側も、だんだん記憶が怪しくなっていて恐縮です…。その3であっているだろうか。まあいいか…。


その日、お兄ちゃんは不在で家族3人で夕食となった。食後、ダディは疲れていたのかベッドで寝てしまい、起きたときにはもうりーちゃんの寝る時間を過ぎていた。


ふと見ると、ベッドの横の机に、梨が3切れ置いてあった。マミが置いてくれたのかなと思い尋ねると、なんとりーちゃんがむいてくれたのだという。皮むき器で一生懸命むいていたと、マミが教えてくれた。


りーちゃんは前日食べて美味しかったのか、この日は食後に自ら、冷蔵庫から梨を取り出して、むき始めたようだ。包丁で切り分けたのはマミだが、3切れをお皿に分けてダディにくれたのは、りーちゃんだった。


りーちゃん、なんて優しい子なのでしょう。あるいは普段から、ダディが梨が好きだと言っているのを覚えているのかもしれない。もしかしたら、りーちゃんが食べたかったから梨を取り出したのではなく、ダディに食べさせたかったからそうしたのかもしれない。


本人の気持ちを確かめようにも、そこまでの受け答えができるわけではないので、推察するしかないのだが…。でも、言葉で十二分にやり取りすることが難しいからこそ、優しい心遣いや行動に、より嬉しさを感じるようにも思う。


この先もりーちゃんとの言語でのやり取りは、これまでとあまり変わらないと思う。言葉で言い尽くせないことも少なくないと思うが、その分、心と心のやり取りを、たくさん交わしていくことだろう。


これはこれで、幸せな親子関係だなと思う、マミとダディなのでした。


フォークを添えて、机に置いてありました。