このタイトルでブログを書きたいけれど、以前に似たようなタイトルで書かなかったかなー、と自分のブログを振り返ってみたところ、今回のタイトルとなった。前回は実に昨年の2月、このブログがスタートした時のものである。その時は、まだ小学生だったりーちゃんが、版画で特別な賞をいただいた、というお話だった。

 

その後、何かの賞とは無縁であるが、りーちゃんは時々ではあるがお絵かきをしている。たくさん持っているペンやクレヨンなどは、たいていはりーちゃんのアゴをピロピロするのに使われているが(このブログの初期に書かせていただいたアゴの触覚も健在だ)、カレンダーの裏など大きな紙にお絵かきをすることもあるのだ。だんだんと上手に描けるようになってきて、傍らに文字が上手に書かれていることも。成長を感じられるので、親たちも嬉しい限りだ。

 

この日の朝、ダディがシャワーを浴びてみると、ふろ場に絵の具のパレット等が置いてあった。誰が使ったんだろうと不思議に思ってふろ場から出てみると、マミが「りーちゃん、昨日は絵の具でお絵かきしたよ」と教えてくれた。ふと見るとカレンダーの裏紙に、抽象画のような絵が描かれていた。親のひいき目ではあるが、なんともアートを感じさせるもので、とても上手だった。

 

そもそも、絵の具セットをしまってある場所を、りーちゃんはよくわかっていたなと思う。ダディなどは今の段階でもどこだったか思い出せない。中学生になり支援学校に進学してからはほとんど使っていなかったと思われるが、何かの拍子でりーちゃんは絵の具を使ってみたくなったのだろう。

 

以前のブログにも書いたが、お年寄りのダウン症の方で、絵がとても上手で、作品が高値で取引されているケースもあるらしい。フランスのある会社だったと思うが、その方の作品をとても気に入り、フランスに招待して表彰されたとか。りーちゃんの作品がそのような評価を得ることはまずないだろうが、好きなことを好きな時にできる環境は、可能な限り整えてあげたいものだ。

 

なんにせよ、両親にとってはりーちゃんの絵がいつも最優秀賞である。これからもたくさん描いてくれることを、楽しみにしておりますぞ。


なんとも言えないりーちゃんの名画?でございます…。