りーちゃんは今年も隣の市の花火を見に行った。昨年も行った花火大会である。
昨年より遅くなってしまったかなと思っていたが、到着してみると混み具合は昨年と同じくらいだった。最前列はいっぱいだったので、2列目くらいのところにレジャーシートを敷いたのも、昨年同様である。
海が目の前にある埠頭で、無料で見られるスポット。実は昨年も、1〜2回、波が最前列に打ち上がってしまうのを目撃していた。なので我が家としては2列目で良いのである。案の定、今年も波が打ち上がるシーンが見られた。
花火が始まるまで、買ってきた食料を美味しくいただくのも、昨年と同様。りーちゃんはたこ焼きをほぼ独り占めで食べ、焼き鳥や焼そばもいただいた。そう、完全に縁日メニューである。
いよいよ花火が始まる頃、やはり最前列の方に人だかりができて、りーちゃんの身長では花火が見えないくらいになってしまった。無料エリアなので仕方ないなと思っていたら、すぐ近くに座っていたおじさんが大声で「座れよ!見えねーよ!」と怒鳴り始めた。
その効果もなく座る人はおらず、りーちゃんも立ち上がってなんとか見ようとしていると、今度はそのおじさんとお連れの方が、「こっちなら見られるよ」と案内してくれた。ただ、最前列の柵は海面の目の前なので、りーちゃんは怖がってしまい、お気持ちだけありがたくいただくことに。
思えば昨年は花火の最中も座ってポテチを食べ、あまり関心を示さなかったりーちゃん。それに比べると今年は見ようとしていたので、これもりーちゃんの成長なのでしょう。帰り際には、優しくしてくださったお二人に「バイバーイ」と愛想よくご挨拶するりーちゃん。お気遣いありがとうございました。
予定の終了時刻になって帰路に着いたりーちゃんご一行だったが、終わったはずなのにまだ花火が上がっている。おかしいなと思っていたら、なんと事故だったのですね…。花火師さん達も、とても危険なお仕事をしてくださっていると、改めて実感。お仕事とはいえ、猛暑の中、大勢の人たちのためにご尽力、感謝感謝です。お陰様で今年もりーちゃんは、花火を見ることができました。
この花火の下で大変な事態になっていようとは…。
