夏休み中のりーちゃん。平日はデイサービスに通っている。家の玄関まで迎えに来てくれる、とてもありがたいデイサービスである。


普段、学校(のスクールバスの集合場所)に行くのに比べると、家を出る時間はかなり遅い。日によってお迎え時間は前後するが、1時間以上遅い時もある。ズボラな親たちにとっては、かなり助かるデイサービスなのである。


さて、2日前のりーちゃん。寝る前に「明日の朝は何食べたい」と聞かれて、「あー、なっとうごはん!」と答えていた。ちょっと珍しいなと思っていた両親。しかし翌朝はいつものように「もっち(餅)」を要望し、美味しそうに食べていたのだった。


その翌朝、りーちゃんは早起きをし、1人でゴソゴソ遊んでいたが、なんと自分でご飯をよそって、納豆ご飯を食べていた。やっぱり朝ごはんに食べたかったのか、と納得する両親である。


しかし、念願のとおり納豆ご飯の朝食にしたにもかかわらず、りーちゃんは何やら「ああああ」「うううう」と不調を訴える。どうやら眠くなってしまったようだ。まだお迎えの時間には余裕があったので、ソファで寝かせることにした。しばらくすると、高イビキをかいていた。


寝かせたりすると、お迎えが来た時に慌てるのではないか、と思いますよね?ところがこの時期、デイサービスではプールが毎日あるので、プールと言えばりーちゃんは言うことを聞くので、ちょっと楽なのである。案の定、「プール入らなくなっちゃうよ、どうする?」と言われてちゃんと起きたりーちゃん。そのまま良い子で玄関に行き、靴を履いて、その頃にはオメメも覚めて、元気にデイサービスに向かったのだった。


「夏休み終わって、プールがなくなったらどうしようね」と今から心配している両親。あまり楽をしすぎると、反動がこわいこわい。