この日、りーちゃんは生まれて初めて蒸気機関車に乗った。


実はダディも子どもの頃、ここの蒸気機関車に乗ったことがある。あまり覚えていないのだが、写真が残っているのと、ばあばが時々その話をしてくれたので、かろうじて断片的な記憶はある。


そしてこの日りーちゃんが乗ったのは、青いボディで世界的に有名な汽車。当然だがダディが子どもの頃はなかった。このブログでもご紹介したように、りーちゃんはプラレールが大好きで、この青い汽車をはじめ、そのお仲間の汽車でも遊んでいる。もちろんYouTubeでも映像を見ていて、汽車達の名前をとてもよく覚えている。それゆえにこの汽車に乗りに来たのである。


少し早く到着したので、乗車駅の前にあるショップに立ち寄ったところ、古い汽車や客車が展示してあったので、りーちゃんと一緒に写真をたくさん撮った。奥へ行くとプラレールがたくさん。りーちゃんはそこは突進して遊び始めるが、周りのお子さん達に比べると際立って大きい。実際、体重ベースではりーちゃんの半分以下くらいのお友達が大半であった。


そして乗車時間が迫り、やっぱりそこから動こうとしないりーちゃん。説得には応じず、むしろ「うーう!」と言って怒るので、引きずるように連れて行く。最近はこうした抵抗シーンも少なくなったが、プラレールの魅力の前にはりーちゃんの理性もなかなか働いてくれない。


近づいてみて驚いたのだが、汽車は思った以上に使用感があった。たくさん運行しているので、煙などでどうしても汚れは残るのだろう。それがリアルさを醸し出している。さらに驚いたのは客車で、ダディの記憶にある子どもの頃の国鉄の車両より古い。これらを維持して、実用に耐えうる状態にし続けるのは、かなりのコストがかかりそうだ。


当然ながらエアコンなどはなく、扇風機だけ。車内はそれなりに暑い。もっとも走っている間は全開にした窓から風が入ってきて、そこまで汗だくになることはなかった。この日は雨の予報も出ていたがほとんど降らず、ラッキーガールなりーちゃんである。


出発前に嫌でも盛り上がる環境になっている駅周辺。りーちゃんの期待値も高まったところで、いよいよ1時間半の鉄道旅に出発である。


この笑顔に世界中の子ども達が魅了されるのですなぁ。


客車内はこんな感じ。鉄道ファンなら垂涎モノでしょう。