この日の朝のりーちゃんは、いつも通りの中でも、あれこれ盛りだくさんだった。


いつものようになかなか起きてくれないりーちゃん。前夜はダディが早寝したので、マミと寝たのだが、ダディが起こしに来て「うぅーん」とあごをさすっても、反応こそするが起きてこない。日によってはこれですんなり起きてくれる日もあるが、この日はそうではなかったようだ。勢い、時間が押してしまう朝の我が家である。


なんとか起きてそうめんを食べて、お着替えをしようとするが、オムツに出ていない。今なら絶対に成功するはず、と思いトイレに誘う両親だったが、りーちゃんは「うーう!」と拒否。結局出さないまま通学してしまった。途中で大量に出るのではないか、それにより服を汚すのではないかと、両親は心配でならない。でももし学校まで出なければ、学校でトイレに成功できそうではある。


家の玄関を出る際、珍しくリュックを自分で背負って行こうとするりーちゃん。いつもはダディが持っていくのだが、この日は違った。「りーちゃん、偉いねえ!自分で持つのね!」と褒められて、「うん!」と答えたのだが、全体の1/3ほど歩いたあたりで「うううう」と言いながらリュックを降ろそうとする。まあ、いつもよりは頑張りましたなぁ。


身軽になったので、それではとダディが「ちょっと外出たら🎵」を歌うと、やっぱりスキップしてしまうりーちゃん。顔はもちろん嬉しそうなドヤ顔だ。近くを歩く小学生が不思議そうに見ていたが、気にしないで全力スキップのりーちゃんである。ダディはいつもこれが見たくて、ついつい歌ってしまう。


道中でくしゃみが出て、この時期にしては珍しく鼻水をたらしたりーちゃん。ダディが慌てて、「ティッシュ出すから待っててね」と言ったのだが、これ見よがしに鼻を「フーン!フーン!」としてさらに鼻水を出そうとする。ううむ、相変わらずですなぁ。


そんなことをしながらバスの集合場所に着き、お友達と一緒に楽しそうに乗り込んだ。親達は毎朝大変ではあるけれど、親達を毎朝幸せな気持ちにもしてくれる、りーちゃんなのです。