自然教室から帰ってきたりーちゃん。連絡帳には先生からのコメントも記載されていて、どんな様子だったかがわかる。


連れて行ってお世話していただくだけでも大変なのに、様子をご報告までしていただいて、先生方にはお世話になりっぱなし。本当にいつもいつもありがとうございます。


親達は先生のコメントをありがたく読ませていただいた上で、やはり本人からも話を聞きたい。今回は水族館と動物園に行ったはずなので、まずは水族館について聞いてみた。


「りーちゃん、水族館行ったねぇ」「うん!」「何がいた?イルカ見た?」「…」「ペンギンは?たこは?」「…」「かめさんは?」「かめはめは〜」という感じで、残念ながら、あまり積極的な発言は引き出すことは出来なかった。


それでは動物園はどうかと思い、同様に「何がいた?」と質問。するとりーちゃんが、「あー、オカピ」と答えるではないか。


実はオカピは、マミとダディにとって少し逸話のある動物である。マミの姪っ子、すなわちりーちゃんのいとこが小さい頃、遠足で動物園に行って、「何がいた?」と尋ねると「オカピ!」と答えたのであった。それまで夫婦揃ってオカピのことを知らなかったので、強烈に印象に残り、まだ小さかったお兄ちゃんを連れてわざわざオカピを見に行ったほどだ。


実際にオカピを見た時は、あまり特徴がないというか、何が姪っ子ちゃんを惹きつけたのかよく理解できなかった。しかし今回、りーちゃんも、オカピだけは印象に残っていたのである。並み居る多くの動物や魚類を差し置いて、いの一番に、そして唯一、オカピが出てきたのだ。


ううむ、オカピの魅力はなんなのだろうか…。たまたまかと思ったが、次の日も「オカピみたねぇ」と自分から発言するりーちゃんである。


オカピ、謎ですなぁ。