このタイトルの時はりーちゃんのトイレの話を書かせていただくことが多い。りーちゃんは中学2年生になった今もまだオムツが取れていない。しかし中学生になった頃からお風呂ではできるようになり、今年に入ってからはトイレでの成功例も着実に増えている。

 

さて、学校に通う子供はたいてい、年に1度健康診断がある。その際には必ずと言って良いほど尿検査がある。オムツが外れていない子どもの場合は、尿検査が大変困難である。実を言うと、りーちゃん、今までに検査の尿を提出することができた試しがなかった。

 

最初は、オムツに排尿してもそれを絞ったりしたら検査できるんじゃないか、と思ったが、現在の紙おむつはとても優秀で、絞っても全然出てこなかった。そしてそもそも、オムツの中のポリマーなどの成分の影響があるため、オムツから絞り出された尿での検査は推奨されないのだという。

 

りーちゃんが小学校3~4年生になる頃には、オムツが外れるまで尿検査なんて無理だよねー、とハナからあきらめていた(というか面倒なことをしようとしないズボラな)マミとダディ。ところが小学校6年生の頃だったか、学校の先生が、「オムツでも尿検査できるキットがあるんですよ」とおっしゃるではないか。何やら薄いスポンジのようなものをオムツに当てて、本人はそのまま尿をして、親がそのスポンジを絞れば良いのだという。

 

しかし初めて試みた6年生の時は、りーちゃんがオムツに異物を挟むことをもの凄く嫌がってしまい、まったくの不発に終わっていた。中学1年生になった昨年も、同様に失敗した。というか、マミもダディもりーちゃんが朝起きてからやろうとするからダメだったようにも思う。ただ、夜寝る前に挟み込もうとしても、やっぱり嫌がってしまうりーちゃんなのだった。

 

そんな経緯があって迎えた三度目の正直の今回、りーちゃんはやっぱり嫌がったが、その際に「はさみ、はさみ」と言うではないか。スポンジが大きいので、ハサミで切ってほしい(そしたらオムツに挟んでも良い)という意思表示のようだった。マミが小さく切ってオムツに仕込むと、それを受け入れたりーちゃん。しばらくするとそこにオシッコできていて、スポンジを絞って無事に検査用の尿を採取できたのだった。

 

というわけで、りーちゃんは13年生きてきて初めて、尿検査ができたのである。まさに大成功、人生初の経験で、両親も先生も大げさに褒めたのは言うまでもない。来年以降もちゃんとできると良いですなぁ。