このブログの初期の頃、今から一年以上前に、同じタイトルで書かせていただいた。普段、楽しくりーちゃんと生活しているマミとダディも、自分たちがこの世を去った後のりーちゃんについては、心配なことが多い。
今回、りーちゃんの将来を改めて意識したのは、お兄ちゃんにりーちゃんの面倒を見てもらったことがきっかけだった。マミとダディが所用でいなかったある日、りーちゃんが大をして、お兄ちゃんがオムツ交換などをやってくれたのである。
ダディが帰宅すると、そのことを報告してくれたお兄ちゃん。「おれ、赤ちゃんの世話とか無理だわ。将来、子どもいらないな」などという。大のオムツ交換が余程強烈だったのだろう。りーちゃんは大人並みだからねぇ…。拭いても拭いてもキレイにならず、ちゃんと拭けたかわからないと言っていたが、確かに完璧ではなかった。まあしかし、初めてにしては上出来だった。
そしてこんなことも言う。「親が死んだ後、りーちゃんの世話って誰がするの?おれ?」これまでそのことを考えたことがなかったのだろうか。でも確かに、両親もその話をちゃんとしたことはなかった。きょうだいとしての愛情がどうのこうの、と言う前に、初のオムツ交換という今回の経験を受けて、シンプルに生じた疑問だったのだと思う。
「親たちが元気なうちに、障害者の施設に入ってもらおうと思っているよ。国や行政からの支援とかで成り立つから、お兄ちゃんは心配いらないよ」と、親としても偽らざる見通しを伝えた。この先20〜30年後には、障害者を巡る環境がどうなっているかわからないが、現状では↑のようにしていくのが一つの理想形かな、と思う。
お兄ちゃんには自分の人生を送って欲しいので、りーちゃんのお世話ばかりの生活にさせたくはない。そして、実際に結婚して子どもを持てば、ちゃんと世話するようになるでしょう。
お兄ちゃんも含めて家族みんな、りーちゃんのことがかわいくて仕方ないが、将来の準備もちゃんとしてあげないと、お兄ちゃんの将来にも影響が出てしまう。マミとダディは、しっかりしないといけませんねぇ。