ブルネイ観光で初っ端のナイトマーケットから度肝を抜かれた、りーちゃんご一行。このあとはショッピングセンターを訪れ、二つのモスクを見学した。
何か良さそうなお土産はないかなと思っていたが、ショッピングセンターにはちょうどお土産物店が。ちょっとしたバッグや帽子など、あれこれ抱えてレジに向かうと、店員さんがファイルをめくってバーコードを探している。ファイルのページ数がやたら多くて、とても時間がかかった。
ショッピングセンターの他の店舗ではこれという物に出会わず、何も買わなかった。サンリオのキャラクター商品とか、アメリカの4大スポーツっぽい帽子とか売っていたけど、値段を見るとどうも、本物ではないような気も…。そういうのも含めて、異国の文化であれこれ珍しかった。
結局、スーパーでお菓子などをお土産に購入したが、かなりの商品に日本語も書かれていてちょっと驚いた。ダディは日本語の書かれてないものを選んだつもりだったが、帰国後に知人に渡すと、すみの方に小さな日本語を発見。ブルネイでは日本の文字もそれなりに人気なのだろうか。
その後は二つのモスクを見学。一つはブルネイ最大で現国王が建てたもの。もう一つは先代の国王が建てたものだという。ちょうど礼拝の時期なので、イスラムの歌が聞こえて、大きい方では3000人の教徒が中で礼拝をしているそうだ。ライトアップされていてどちらもとてもキレイ。先代が建てた方には大きな額縁のオブジェがあって、絶好の撮影スポットになっている。
モスクで流れている歌は、プロの歌い手さんなのですか、とダディが妙な質問をすると、いや、日本のお寺でいうお坊さんのような人ですよ、とガイドさんが教えてくれた。そりゃ、そうだよね。そう言われてみると、なんとなくお経のようにも聞こえてきた。
ガイドさんが教えてくれたのだが、ブルネイでは個人に税金がかからないと聞いて、びっくりした。所得税も消費税もなし。その上、医療費は最初に1ドル払えばあとは全ての治療が無料。学費は小中はもちろん(中学が5年制で高校はないそうだ)、大学や留学に至るまで無料とのこと。
この話を聞いて我らがお兄ちゃん、「将来はブルネイの女の子と結婚して、ブルネイに住みたいなぁ」とマジメに言っていた。いや、人口を考えると日本人と結婚するよりはるかに難しそうですなぁ。
こうしてブルネイ観光を満喫したりーちゃんとその家族。わずか3時間ほどの最後の観光が強烈すぎて、オーストラリアのことを忘れそうになりそうだったのでした。
こちらは現国王が建てたモスク。大きなドームは男性用、左手のドームは女性用とのこと。
先代の国王が建てたモスクもステキでした。左手にあるのは船で、かつての国王が島を制覇した時に使ったものとのこと。緑色は平和を表しているそうです。
その名も「ザ・モール」というショッピングセンター。
ありがとう、そしてさようなら、ブルネイ王国!




