メルボルンに入ってから3日、順調に旅を続け、何の問題も発生しなかったりーちゃんとその家族。怖いくらい順調だったが、4日目に落とし穴が待っていた。

 

朝起きるとダディは喉の渇きを感じた。日本の夏よりも乾燥しているように感じる。ほどなくして起き上がったりーちゃんも、咳をし始めた。やっぱり乾燥してるよね、と思ったその時である。りーちゃんがベッドの上で吐き出してしまった。熱はなさそうだったし、咳もその時限りだったので、風邪ではなく疲れだったのだろう。

 

慌てて掃除をして出発の準備を整えるマミとダディ。この日は知人の息子さんがやっているスポーツのシーズン最後の試合で、知人夫婦と一緒に我々も見に行くことになっていた。朝が早いので朝食は前日にパンなどを購入していた。午前に1試合、午後に1試合行う予定である。

 

りーちゃんは調子悪そうではあったが、なんとか車に乗り一緒に出発。でもやっぱり体調が悪そうだったので、現地に到着後はりーちゃんとマミだけが車に残って、しばらく休ませることにした。すると、りーちゃんが再び嘔吐。マミが必死に車内を清掃したので汚れはほとんど残らなかったが、匂いが残ったかもしれない。両親揃って知人夫妻に謝って、知人夫妻も大いに心配していた。

 

その後、一応はりーちゃんも試合を見に来たのだけれど、椅子に座ってぐったりした様子。ねんねしていいよ、と伝えるとそのまま寝てしまった。途中で再び少し吐いたが、もはや水分だけで固形物はなし。近くに座っていた父母が心配して、ウェットティッシュやビニール袋などをくださった。優しい人が多いねぇ。ありがたいことです。

 

午前の試合の後は皆で一旦帰宅し、りーちゃんはそのまま家で休むことに。マミとダディがついていて、お兄ちゃんだけ知人夫妻と一緒に2試合目に向かった。うどんなども近所のスーパーで購入してくれたが、りーちゃんは全く食べられず。結局夜までずっと寝たあとようやく水分を補給し、みんなが夕ご飯を食べた後くらいに、少しだけ果物を食べたのだった。

 

ところでこの水分補給が秀逸で、水に溶かすラムネのようなタブレットなのだが、水分の吸収が良くなるのだという。日本でも熱中症対策の水が売っているが、こちらはタブレット状なので持ち運びに便利だ。スーパーでも売っているということなので、購入して日本に持ち帰った。知人夫妻は日本に住んでいたので、ポカリスエットも知っているのだが、ポカリスエットほど糖分が多くないし、体調不良の時にとても役に立つと言っていた。

 

それにしてもりーちゃん、元気そうに見えたけど、とても疲れていたんだねぇ。7時間程度のフライトを2連続で敢行して、後半は機内泊。その後も電車(トラム)と歩きの観光、その上寒い日本から来たので熱さに慣れていない、などなど悪条件は揃っていた。翌日の楽しい観光もできるかどうか・・・、不安になる知人夫妻とりーちゃん一家なのだった。

 

 

オーストラリアの電源はこんな感じ。日本のプラグは絶対に入らない形状で、スイッチがついている。

 

知人の息子さんの競技のグラウンド。何の競技か、一目瞭然ですな・・・。オーストラリアではマイナースポーツらしいけど、思ったよりちゃんとしたグラウンドでした。