つい先日、同じタイトルで「その5」を書いたばかり。要約すると、りーちゃんは体の不調を訴えて実は何ともない、ということがしばしばある、というお話だった(←思い切り端折ったな・・・)。

 

親としても、りーちゃんが不調を訴えても話半分というか、なかなかすぐに信用する気にはならない。それでも対応としては、「どうしたの?大丈夫?」という丁寧なものになる。万が一、本当に体調不良だったら困るからだ。たいていの場合は「病院行ってチックン(注射のこと)してもらう?」と尋ねると、無反応だったり、普段通りの動きに戻ったりするので(りーちゃんは不調を訴える時に妙なステップを見せる)、体調不良ではないことは確認できる。

 

しかし今は冬。誰もが体調を崩しやすい季節である。数日前からりーちゃんは、咳や鼻水の症状を見せ始めた。学校やデイサービスの連絡帳にも、そうした趣旨の文言が並ぶ。こうなると親たちもさすがに、りーちゃんが体調不良であることを認めざるを得ない。

 

りーちゃんの体調不良を見逃してしまいがちな原因はもう1つあって、それは彼女の体温が高めであること。普段から平熱が37.0度に近いのである。なので37.0度ちょうどくらいだと、親も大丈夫だと思ってしまうのだ。実は風邪をひいていて、その後、熱が上がってしまうということも少なくない。

 

そんなわけで、この日はデイサービスに直接迎えに行き、近所の小児科さんに行くことになった。普段はデイサービスから車で家まで送ってもらうので、親たちが迎えに来るとりーちゃんもいつも嬉しそうだ。迎えに来るのは、イコール、病院に行くなど特別なことがある、ということだし、それはりーちゃんにとって喜ばしくないことが多いのだが・・・。まあ、親の側からすると、嫌がりそうなことが控えている中で上機嫌でいてくれることは、とてもありがたい。

 

というわけで、以前のりーちゃんなら、小児科さんに行くことすらぐずってしまうこともあったのだが、最近はデイサービスへのお迎えからならスムースに行ってくれる。この日はチックンがないと知りさらに上機嫌になり、ニコニコで診察を終えたのだった。

 

りーちゃんは普通の風邪であれば、処方された薬でだいたいはすぐに良くなる。まだまだ寒い日が続くので油断は禁物だが、また元気になってたくさん遊びましょう。