これまでも同じタイトルでりーちゃんの奇抜なファッションセンス(露出を好む)や、服装をめぐる朝の親子のバトルなどをご紹介した。


前回の「その5」で予告した通り、新年早々、りーちゃんはお洋服のお買い物にチャレンジした。これまでもりーちゃん同行で洋服を購入したことはあったが、今回はより積極的にりーちゃんに選んでもらおう、という企画だ。場所は、お兄ちゃんがフードコートでハンバーグを爆発させた、あのモールである。


到着して、お兄ちゃんは単独行動でのちに欲しいものがあれば親を呼ぶことにし、マミとダディはりーちゃんを密着マークである。早々に小さな子供が遊ぶ遊具を発見してしまい、どうしても遊びたがるりーちゃん。仕方なくしばらく遊ばせることにした。


この手の遊具では、りーちゃんは周囲のお子さんよりもひときわ大きい。他のお子さんの視線を感じる中、りーちゃんは他の誰よりも慎重に遊ぶ。そのため他のお子さんにぶつかったりする危険は少ないのだが、逆に遊具で渋滞を引き起こすことがあり、いたたまれなくなる両親である。あまりにご迷惑かなと思う時は、りーちゃんの手を引いて渋滞解消を試みる。


ある程度遊んだ頃合いを見てりーちゃんを別な遊具に誘うと、「うん、行ってみよう」と応じるりーちゃん。しかしその行手にはマミとダディがりーちゃんを連れて行きたいお店があるのだ。この時点でマミは別行動をしていたので、ダディが「マミがこのお店にいるよ。行ってみる?お洋服見る?」と声をかけるとまたしても応じてくれたりーちゃん。ここまでは両親の術中にハマってくれている。ダディはすぐさまマミに合流するよう連絡した。


お店では、りーちゃんの年代向けの服はさほど多くなかったが、ディズニーのデザインがあったり、りーちゃん好みのミニスカートがあったりで、りーちゃん自らあれこれ選んでくれた。マミが合流した時には3〜4枚をカゴに入れていたが、マミも納得のチョイス。結局、ワンピース、ロンT、トレーナー、ミニスカートなどを購入した。


ワンピースやミニスカートはりーちゃんお気に入りの「ヒラヒラ」である。りーちゃんはこの手のスカートを着ると右に左に腰を回してヒラヒラさせる。ロンTはこれも最近のりーちゃんがお気に入りの、スパンコールで色が変わるデザインである。りーちゃんはお店でも延々とスパンコールを撫でて、色の変化と感触を楽しんでいた。


最近はりーちゃんの身体的急成長によりサイズアウトした服がたくさんあったので、これで少しは着ていく服に困らなくなりそうだ。


それにしても、少し前までりーちゃんが洋服を選んで購入するなど考えられなかった。こうしたお店ではたいてい、あちこち歩き回って服など見ちゃいない、ということが多かったのだ。今回も歩き回ってはいたが、「これどう?」などと声をかけると足を止めて見るようになった。すっかり「おねーさん!」になりましたなぁ。