ばあばのお家に泊まったりーちゃん一家は、この日、初詣に行った。ばあばも一緒である。

 

例年もばあばのお家の近くの神社で初詣を済ませることが多いが、今年はいつもは行かない神社へ。こちらも知る人ぞ知る、鎌倉幕府の最初の将軍とその奥様にゆかりの神社である。

 

駐車場がいっぱいのようだったので、鳥居の前でみんな降りて、車はダディが停めることに。しかしこの判断は完全に裏目。なんと、鳥居からはかなりの階段を登らなければならないのだった。むしろ駐車場の方が上の方の本殿近くにあって、楽にお参りできたのだ。

 

80代のばあばとりーちゃんに必死に階段を登らせることになり、しまったと思ったが後の祭り。こうして下から徒歩で登るのが正式なルートではあるようだが…。ダディ以外は皆、苦労してお参りしたので、きっと今年は何か御利益があることでしょう。

 

境内には池があり丸々と太った錦鯉がたくさんいた。鯉のおやつが売っていたので、りーちゃんも餌を投げ入れてみたが、あまり食いつきは良くない。どうやら餌が豊富であまりお腹は空いていないようだ。鯉さんたちの体格を見れば、それもよくわかる。

 

神社への往路は裏道でかなりの山道になったので、帰りは平坦な広い道を遠回りしたら、これも完全に裏目。大渋滞に巻き込まれ、本来は15分程度の道のりを3倍くらいかけて、ばあば宅にたどり着いたのだった。

 

階段を延々と登り、帰りも時間がかかり、りーちゃんはお腹が減ったのだろう。ランチは前夜のおせちの残り物だったが、りーちゃんは誰よりもたくさん食べた。りーちゃんの体格を見ると、鯉さんたち同様に食事は足りているようなのだが…。いつも食べることが大好きなりーちゃんである。

 

自宅への帰り道は少し遠回りして、時々購入しているおまんじゅうを買いに行ったが、これもやはり裏目に。ろくに調べずに行くとお店はやっておらず、シャッターに貼られた新年の挨拶文には、「6日から開店します」とのこと。かすりもしない、とはこういうことを言うのだろう…。

 

なんだかやることなすこと裏目に出ている、お正月のりーちゃん一家。帰りもやっぱり行きと同じく渋滞にはまり、りーちゃんも行きと同じく高イビキをかいていたのでした。

 

 

神社からの眺め。りーちゃんもしばらくこの場所を離れませんでした。

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