以前のブログでもご紹介したように、りーちゃんのお兄ちゃんは普段、学校の寮で生活している。そのためこの約3年間、りーちゃんとマミ&ダディにとってはお兄ちゃんが家にいることは、珍しいことなのである。
主に夏休みに同様のタイトルで、お兄ちゃんとりーちゃんの様子を書かせていただいた。夏休みになると、全期間ではないが、お兄ちゃんが家に戻ってくる。りーちゃんはお兄ちゃんが帰ってくると、「ほーら、ちゃんとしなさいよ」と語りかけたり、物陰からお兄ちゃんの様子をそーっと伺ったりしている。
今回は冬休みだからというより、インフルエンザによってクリスマスイブに強制帰宅となったお兄ちゃん。りーちゃんはお兄ちゃんが帰ってきて、なんだか嬉しそうだ。やっぱり物陰からお兄ちゃんをのぞき見したり、「ほーら」とか、「なにしてんのー!」などと言ったりする。
一方のお兄ちゃんはというと、時間のある時や食卓を囲むときなどにりーちゃんに顔を近づけてちょっかいを出したり、時にはボールを使って遊んであげたりする。りーちゃんは一度ボール遊びを始めると切り上げるのが大変なのだが、それなりに付き合ってあげている。なかなか優しいお兄ちゃんである。
ところでりーちゃんは今月、北陸旅に行ったことをこのブログでもご紹介したが、マミの会社の方々も一緒で(というよりマミの出張について行った)、小学生の男の子も一緒だった。男の子なので、2日間も一緒にいればお母さんにいろいろと言われることもあり、その様子をじっと見ていたりーちゃん。しばらくするとその子の名前を言いながら、「〇〇くん、ほーら、ちゃんとしなさいよ」と小声で言い始めた。
おそらく、マミにいろいろと言われているお兄ちゃんの姿に重なったのであろう。幸いなことに小声だったので本人たちには聞こえておらず、慌ててりーちゃんの口をふさぐマミとダディなのであった。
普段、家庭内では面白いと思って子どもたちにやらせてしまうことも、外に出た時にうっかりやられると慌てたりすることは、どのご家庭にもあることでしょう。その典型的なシーンだった。
お兄ちゃんはもうすぐ高校を卒業するのだが、進学先は自宅から通えるところになるので、3月には帰ってくる。りーちゃんは再びお兄ちゃんと同居する生活に戻るわけだが、どんな関係性になるのか、今から親は楽しみにしている。
「もうすぐお兄ちゃん帰って来るよ」と言われて「うん!」と答えるりーちゃんはなんだか嬉しそうだ。そしてすぐに、あたかも目の前にお兄ちゃんがいるかのように、「ほーら、お兄ちゃん、ほーら」と決めゼリフを口にするのだった。