クリスマスは誰にもやって来る♬ という歌があるように、今年のクリスマスももちろんやって来たけれど、今回は我が家にとって異例尽くしのクリスマスになった。
例年のとおりにお寿司とケーキを用意していて、マミとダディは手分けしてこれらのご馳走を持って帰ることになっていた。ところがここで、最初のアクシデント発生。お兄ちゃんがインフルエンザの疑いがあり、帰宅しなければならないかも、と朝から第一報が入ったのである。
お兄ちゃんは高校の寮に入っているが、体調不調などになると他の寮生を感染させてはいけないということで、原則として自宅に帰ることになっている。インフルエンザで高熱があるのに電車に乗せるわけにもいかず、こういう時はダディが車で迎えに行く。
案の定、昼過ぎに入った連絡では、病院での検査の結果インフルエンザだったとのこと。ダディは仕事を早退し、車で向かった。ご馳走はすべてマミが運んで帰ることになり、しかもダディとお兄ちゃんは少し遅くなりそうなので、マミとりーちゃんだけで家族パーティを先に始めざるを得ない。
それにしてもお兄ちゃん、その3日前に引退試合があった際には、部内の誰もインフルエンザを発症していなかった。車内で本人に尋ねると、部内の同じ学年では自分を入れて4名くらいだが、下の学年ではもっと多くの患者が発生しているとのこと。学校生活、寮生活というのは、インフルエンザが一気に拡がるのだなあと、改めてウィルスのパワーを思い知らされた。
しかしその頃、りーちゃんを自宅で迎え入れたマミはさらなる衝撃を受けることになった。なんとりーちゃんの目の周りにかなりのひっかき傷があったのだ。他にも腕に2~3の傷が。デイサービスでお友達とトラブルになり、ひっかかれてしまったのだという。最初に見た時はパンチをくらったボクサーのように見えて、何かでたたかれたのかと思ったのだが、そうではなくひっかかれたのだと説明を受けた。
お兄ちゃんと一緒に帰ってきたダディにも報告し、何とも言えない気持ちになる両親。小学校1年から7年ほど通っているデイサービスだが、今までこんなことはなかった。りーちゃんの顔を見るたびに痛々しく悲しい気持ちになってしまう。
しかし当人はクリスマスディナーを楽しみ、ケーキもしっかり食べて元気そうではある。さらにはお兄ちゃんが珍しく帰宅していることにも嬉しそうだ。そうしたりーちゃんの姿を見ると、さらに何とも言えない悲しい気持ちになるのだ。
デイサービスでは子供たちは何らかの障害を持っていて、健常者の子どもとは違うトラブルが生じる可能性は、常にある。今回もりーちゃんが何かしらの原因を作ってしまったのかもしれず、事前に阻止できなかったデイサービスや相手方のことを責める気持ちにはなれない。
ただ今回、マミがりーちゃんに会うまで何も知らされていなかったので、トラブル発生時に一報をいただきたかったと、マミは一言だけデイサービスにお願いはした。願わくば、今後はこうしたトラブルが発生しないよう、祈らずにはいられない。デイサービスの職員さん達も、今後は今まで以上に気をつけて見守ってくださると思う。もちろんこれまでの見守りやご指導に、心から感謝しております。
ということで、お兄ちゃんはインフル、りーちゃんはひっかき傷と、トラブルに見舞われてしまった我が子たち。散々なクリスマスイブになった。良かったことといえば、3年ぶりにクリスマスイブに家族4人そろったこと、ですかねぇ。
りーちゃんのサンタさんへのお手紙。「りかちゃ だして くださいな」(笑)とリカちゃん人形をお願いしました。