過去に2度、同じタイトルで書いたブログは、ダウン症の会のクリスマス会についてだった。今回はダンス教室のクリスマス発表会についてである。
りーちゃんが通っているダンス教室では、クリスマス会の参加資格として、直近の数か月間の練習参加回数が設定されていた。おそらく教室のメンバーが多すぎて会場のステージに全員上がることは難しいので、人数をある程度絞るためなのだと思う。そのため、りーちゃんもせっせと毎週のレッスンに参加していたのだった。
親たち観客は事前にチケットを購入しなければならず、今回我が家はマミとダディに加えて、会場が近いということでばあばの分も購入していた。しかし購入後になんと、お兄ちゃんの部活の引退試合も同日に行われることが発覚。やむを得ず、ダディは泣く泣くお兄ちゃんのイベントに向かい、マミとばあばがりーちゃんのダンスを観に行ったのだった。
ダディがいないということは電車やバスを使っての移動となる。さほどの距離ではないが、りーちゃんは電車のホームで30分以上もしゃがみこんだ「前科」があるので、不安ではある。マミの力だけでは、しゃがみこんだりーちゃんを動かせないからだ。
しかしそのような不安をよそに、りーちゃんは行きも帰りもとても良い子で、移動は大変スムースだった。小学生の頃は電車での移動を極力避けていたのだが、「ちゅうがくせ」になったりーちゃんは随分とお姉さんになりましたなぁ。これなら今後も公共交通機関を、もっと積極的に利用できるかもしれない。
そして肝心の発表会。マミはりーちゃんに「できるだけ前で踊るんだよ。マミとばあばから見えるようにね」と何度も伝えてあったのだが、りーちゃんはやっぱり後ろの方で踊ってしまって、客席からはほとんど様子が見えないのだった。前の方は人数が多くて、りーちゃんとしては踊りづらいと思うのかもしれない。前回、ダンス教室の発表会に参加した時も、やっぱり後ろの方で踊っていたのである。
ということで残念ながら、ダディに見せられるようなダンスの動画も写真もなし。もっともこれはダディも予期していた。なのでりーちゃんに「楽しかった?」「ダンスどうだった?」と問いかけ、りーちゃんに感想を聞くことにした。
りーちゃんは嬉しそうに「うん、楽しかったね」「たくさんダンスしたね」と答えてくれて、十分楽しめたことが確認できたので、ヨシとしましょう。ばあばからもらったキレイなお花も嬉しかったようだ。
ちなみにお兄ちゃんも、本来の役割は今一つだったものの、別の場面で活躍できた。二手に分かれての行動になったけど、我が家にとってハッピーな一日になったのでした。
でもりーちゃん、次回の発表会こそは、前の方で踊って写真や動画を撮らせてほしいなぁ。