りーちゃんは先日、マミの出張にあわせてダディとともに北陸を旅した。りーちゃんが北陸地方に行くのは初めてのことだった。

 

さて、りーちゃんのような障害児が旅行をする時、注意することはどんなことがあるだろう。まだ乳幼児の障害のあるお子さんを育てている方々に、参考になることもあるかもしれない(ご存じのこともたくさんあるでしょうが・・・)。

 

まず忘れてはならないのは障害者手帳である。障害者手帳があると割引をしてくれる公共施設や駐車場は結構多い。今回も越前松島水族館や丸岡城、恐竜博物館、中谷宇吉郎雪の科学館などで、りーちゃん本人と付き添い1名が半額となった。とてもとてもありがたいことでございます。皆様ありがとうございます。

 

ちなみに旅行の話ではないが、映画もだいたい1000円で見ることができる。本人と付き添い1名がこの料金。映画館によっては付き添い2名という優しい割引をご用意してくださっているところもある。おかげでりーちゃんは結構な本数を劇場で拝見している。いつもいつもありがとうございます。

 

羽田空港の駐車場は、障害者枠を事前に予約することも可能だし、予約できなくても一般の枠に停めて、出る時に障害者手帳を見せて、割引を適用していただくことも可能。予約ができるとエレベーターに近いところに停められるので、とても便利ではある。

 

なお電車も本人と付き添い1名が半額になるのだが、電鉄会社をまたがって乗る際には各会社さんごとに精算が必要になるので、少々時間と手間はかかる。我が家の場合は旅行の大きな荷物を持って電車に乗って、りーちゃんがしゃがみこんだりされると飛行機の時間に遅れるのが怖いので、羽田空港では駐車場をいつもありがたく利用しております。

 

障害者手帳の話以外で気をつけることは、あまり思いつかないが・・・。やっぱり周囲の皆さんにご迷惑をおかけしないかどうか、だろうか。丸岡城で降りるのに時間がかかってご迷惑をおかけしてしまったが、そうでなくても歩いたり階段の昇降などは他の人よりもゆっくりなので、申し訳ないなぁと思いながら、安全に注意しながら、りーちゃんの手を引っ張っております。

 

あと、りーちゃんに特有の事情としては、オムツと着替えを十分に持っていくこと。旅先では環境も変わっていつどうなるかわからないので・・・。でもこれは、乳幼児の親御さんの方が普段から準備万端でしょうね。

 

逆にりーちゃんがいつも得しているなぁと思うのは、飛行機でも施設でも、愛想よく「バイバーイ」などとするとたいてい返事をしてくれたり、相手をしていただけること。おかげで親たちを含めて、いつも明るい気持ちで乗り物や施設を利用することができる。


りーちゃんとの旅は大変なことも少なくないけど、りーちゃんのおかげで嬉しい気持ちになることもたくさんあるのです。