りーちゃんは先日、生まれて初めて北陸に足を踏み入れた。今年4月の宮古島や昨年の沖縄と同じく、マミの出張に合わせて旅行することになったのだ。
学校をお休みして1泊旅行するつもりだったのだが、直前になり学校もインフルエンザの流行で1日だけ全校休校になった。その前から流行っているとは聞いていたので、りーちゃんが旅行直前にダウンしないか心配ではあったが、元気に旅行を楽しんで無事に帰宅。今のところこの冬のりーちゃんは、鼻水が出ることはあるものの、おおむね元気だ。
マミの会社の方はカニが大好物で、到着して早々の昼食は福井県内にカニを食べに行くと決まっていた。もちろん、マミもダディもりーちゃんもカニが大好き。この時期の北陸は雨や雪の日が多いのは仕方がない。この日も雨が降ったり止んだりのなか、空港からレンタカーで小一時間ほどでカニの名店「はまさか」さんに到着。
ここのお店は1階に水槽があり、2階がお食事処である。たくさんある水槽の中にはカニがたくさん泳いでいた。贈答用というものは数も少なく大きくて立派。すぐに食べるのなら、ということで、脚が1本だけ短いこと以外はそん色ない大きなカニを2杯、いただくことになった。「こういうのは『短足』と呼ばれるんですよ」とおじさんが教えてくれた。
りーちゃんはたくさんいるカニさんに興味津々。水槽に物凄く顔を近づけて見続けていた。会社の方の息子さんは小学生の男の子で、おじさんにカニを持たせてもらって写真を撮っていた。「りーちゃんもやる?」と聞いたが全力で拒否。予想通りの反応である。
2階では茹で、焼き、刺身、最後は雑炊でカニをたくさん堪能。普段はカニを食べに行ってもだいたい茹でたものばかりだが、焼いたものは香ばしいし刺身は新鮮でプリプリだった。りーちゃんも無言で格闘していたが、なかなかうまく身を取り出せないので、マミとダディがせっせとお手伝いし、全種類を大量に食べた。
最後の雑炊は思った以上に大きな鍋で、しかも底が深く、我々6名の一行でも一人3杯くらい食べられそうな量だった。「こんなに食べられないかも・・・。」という大人たちの不安をよそに、りーちゃんは最後まで食べ続け、最後は自らよそって食べて完食してしまった。結局4杯も食べた。さすがりーちゃん、いったん気に入ると食べる量に際限がない。
結局、質量ともにカニを誰よりも堪能したりーちゃん。今回の旅は幸先よくスタートしたが、この日の夕方にはりーちゃんにとって大冒険が待っていたのである。
飛行機から富士山がキレイに見えました!りーちゃんのお家もこの中のどこかにあります。
立派なカニさんでした!

