りーちゃんはこれまで、身体の成長は順調だと思う。身長も体重も右肩上がりで推移している。
ただ、体重についてはこのところ増え方が急激になっており、体型も明らかに変わってきている。それに伴い、ズボンやスパッツなどの中には履けなくなった、もしくは履くのに苦労するようになったものがいくつもあり、その中にはりーちゃんのお気に入りのモノも含まれる。
それでもりーちゃんは根性で「せ~ま~い~」とか「うううう」などと言いながら、力を込めて無理やり着るのである。これも「服は機能より見た目」という女子的なファッション根性なのだろうか。ゆったりした大き目の服の方が着脱に楽だろうし、この時期、脚を出さない方が温かいと思うのだが、りーちゃんは「せまい」服や露出の多い服を好んでいる。
そんなある日、マミは気がついてしまった。「もしかして、りーちゃんのオムツ、もう小さい?」という事実に。以前にも何度かブログに書いているが、りーちゃんは中学生になった今もオムツが取れていない。当然のことながら、赤ちゃんの時のオムツに始まり、身体の成長に合わせてサイズはどんどんアップしている。
赤ちゃん~幼児向けのオムツの頃はドラッグストアなどで購入していたのだが、それも今となっては懐かしい。乳幼児向けのラインナップはS, M, L, ビッグと続き、「ビッグより大きい」というサイズもあった。「ビッグより大きい」が小さくなったら大人用かねぇ、「ビッグよりさらに大きい」はないもんねぇ・・・、とマミとダディで相談していたものだ。「ビッグより大きい」すらりーちゃんには小さくなってくると、ネットで調べるなどして、あるメーカーの大人用のオムツへと移行したのだった。
大人用も当然、S(SSもあったかな?)、M、Lと続いて行く。大人用のSを履かせたとき、「大きいねぇ。これなら当分、大人用で大丈夫だねぇ」などと安心していたのが、つい1~2年前くらいではないだろうか。今のりーちゃんはMサイズを履いている。それが小さくなってきたということは、次は当然Lサイズ。XLまではあるだろうが、それより上はどうなのだろう、と今から恐怖している両親である。
子育てを経験された方はご存じだと思うが、オムツはサイズが大きくなるにつれて単価も上昇する。大人用もそれは変わらない。オムツが取れないと、身体の成長に合わせて、家計の負担も増す一方なのだ。
りーちゃんはなんとか、XLくらいまでで収まる程度の成長にとどまってほしいなぁ、と思いつつ、本当はオムツが取れてくれると、就職などのためにもベストだ(障害者の就労はたいてい、「トイレが自分でできること」が条件になっている)。さてさて、これからどうなることやら・・・。