以前のブログ、といってもわずか数日前のことだが、同じタイトルで、りーちゃんは算数が苦手であること、おかわりなどで「さんこ」と要求するなど「3」を大きい数字だと思っている節があること、最近は「30てん」が口癖で「30」はとても大きい数字だと思っている様子であること、をご紹介した。
しかしどうやらこうした両親の認識は、必ずしも正しくはなかったのかもしれない、と思わせるような言動が、りーちゃんに見られた。
例えば昨夜の夕食での一コマ。この日はマミとダディの大好物であるタコスを夕食にした。テーブルにはトマト、ワカモレ(アボカド)、レタス、タコミート(ひき肉)、その他の野菜が、それぞれの器に盛りつけられている。するとりーちゃんが突然、お皿の数を数えだした。いち、に、から始まり、ちゃんと10まで言えるのである。試しに一緒に数えてみると、途中で少し怪しいところもありつつ、30くらいまで言えるではないか。さらには英語でも12までは自分で数えられた。
両親はほとんど教えていない。学校とデイサービスのおかげなのだろう。いつも根気よく教えていただき、誠にありがとうございます。
ただ、これだけでは相変わらず「30がとても大きな数字」と認識していることを訂正する理由にならない。そこで今朝のことである。朝食はりーちゃんの要望で「そうめんチュッチュル」だった。時間の関係もありあまり多くは盛りつけないのだが、やはり足りないようで、りーちゃんがおかわりを要求。その際に「じゅう、ほしい」と言うではないか。10はりーちゃんの口からあまり聞かれない数字である。
しかし素麺の10とは何だろう。麺10本ではあまりに少なすぎるし、よくわからないおかわり要求である。マミが少し当惑していると、今度はなんと「ひゃく、ほしい」と言った。りーちゃん、100を知っていたのだろうか。これにはマミもダディもちょっと驚いた。
最近はりーちゃんが口癖になっている「30てん」を言うたびに、マミとダディが「100てんだよ~」と言うので、それで覚えたのかもしれない。さらにはいつの間にか、「30えん」もお金の額として言えるようになっていた。つい数日前まで、お金も点数もごっちゃになって「30てん」と言っていたのに、である。
子どもの成長は、時に親を驚かすほどのスピードで進むことがあるなと、お兄ちゃんの時も感じてはいた。でも、りーちゃんはダウン症児に特有の「ゆっくり成長する」が当たり前だと思っていたので、時々見せられる急成長には、より一層驚かされる。
それにしてもりーちゃんが急成長を見せたのは、やはり食べ物関連だった。食べることが大好きなりーちゃん。これからも食べ物に関連付ければ、数字の理解が進むのかもしれないねぇ。